仲里依紗(36=写真)主演の連ドラ「Tokyo middle 30」(フジテレビ=水曜夜10時)が7月22日にスタート。初回の世帯視聴率は3.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。


 中国でヒットした「30女の思うこと~上海女子物語」(邦題)を原作としたオリジナルリメーク作品で、《“35歳の女性”の“今”をリアルに描いた恋愛ヒューマンドラマ》(公式サイトより)。35歳=ミドサーという分岐点を迎えた3人の女性が、高校時代の親友“ズッ友”と再会し、それぞれの人生と向き合い始めるというお話だ。3人の女性を仲里依紗と、のん(33)、深川麻衣(35)が演じている。


「フジテレビの“水10”が30代女性をメインターゲットにしたのは、世帯視聴率が全話平均で2.8%だった24年1月期の『婚活1000本ノック』以来ですね。枠としては“苦手”と言えそうなゾーンに切り込んだことで注目していましたが、今年1月期の『ラムネモンキー』の初回4.8%、4月期の『LOVED ONE』の3.7%を下回る数字になってしまいました」(テレビ誌ライター)


 初回放送後、SNSでは《ズバリ世代なので、自分ごととして見てしまう》《のんの輝きがすごい、ひとりだけ20代に見える》《3人がそれぞれ魅力的》といった肯定的な声がある一方、《どこかで見たような設定》《30代女子3人なら「東京タラレバ娘」のほうが面白い》《あまりリアルさは感じないかな》などの辛口コメントも目立つ。レビューサイトFilmarksでの評価も星3.4(7月24日現在)と、可もなく不可もなく。


 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「ある意味、ド直球ですよね」と、こう続ける。


「東京で暮らす3人の同世代女性をメーンにした設定は、昔からある形。中でも割と“生々しく”描いたのは80年代の『想い出づくり。』や、90年代の『彼女たちの時代』があって、本作はそれに近い雰囲気になるのかなと思っていました。ヒロインたちと同世代の視聴者に寄り添いつつ、自分の娘のこともよく分からない親世代がターゲットといったところでしょうか。これから三者三様の“35歳の壁”が本格的に描かれていくはずで、期待しています」


 そんな亀井氏も、初回で3人が“ズッ友”になるきっかけとなった高1の場面に違和感を覚えたという。


「会話の中に『それな』というセリフが出てきたこと。設定の2006年では、地方都市の女子高生の会話ではまず出てこないんじゃないかと。あれが出てきたのは2013年ごろじゃないかなって、ずっと引っかかってしまって。それから、3人で使い捨てカメラで自撮りするところ。当時の女子高生ならガラケーじゃない? とか。そもそもあのカメラで3人きっちり収まる自撮りは不可能ですし。そういうところは、僕なんかオジサン世代よりも当事者世代は敏感に察知してシラケてしまわないかと。“リアル”を売りにしているのに、あえてそうしているのは、何か狙いがあるのかな、と気になりました」


 フジ水10と言えば、「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」では1984年、「ラムネモンキー」では1988年の細かな“あったあった”を散りばめてオジサン世代を喜ばせた。ターゲットが女性になったとたん、そのディテールが甘くなったように見えるのは、なぜ?


  ◇  ◇  ◇


 色々な意見が出ている「東京ミドサー」だが、同作に橋本愛を絡める視聴者もいるという。関連記事【もっと読む】のん出演「東京ミドサー」に橋本愛を絡める視聴者 同じフジ系で4月期には「夫婦別姓刑事」放送…では、「夫婦別姓刑事」で発生した佐藤二朗と橋本愛のトラブルに絡めての視聴者の声について伝えている。


編集部おすすめ