《すっごく面白いわけじゃないけど、つい見ちゃう》なんて“消極的支持者”もいるのが、現在放送中のテレビ朝日系水曜ドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~Season2」。大森南朋(54)、相葉雅紀(43=写真左)、松下奈緒(41)がトリプル主演で、2025年7月にシーズン1が放送された。

警視庁刑事部SSBC(捜査支援分析センター)を舞台にした刑事たちの物語だ。


「シーズン2があるって噂を聞いた時は、大変失礼ながら『そこまで大きな話題にならなかったのに?』というのが正直な感想でした。が、いま改めて当時の関東地区の世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ)を見返してみると、初回は9.7%、その後もほぼ8%台でフィニッシュしている。元『』の相葉さんが出ているからというのもあるでしょうが、昨今の連ドラとしては大健闘したと言えるいい数字だったんですね」(エンタメサイト編集者)


 シーズン2の視聴率はどうかというと、7月22日放送の初回は7.3%、第2話は5.7%、そして8月5日放送の第3話は7.7%。シーズン1と比べるとやや寂しい数字だが、民放夏ドラマの中ではトップ3を競るぐらいの数字を出している。


「《めちゃくちゃ大好き!》という熱烈支持者はそう多くないように思います。刑事ものですが、全体を通してコメディータッチで進行していくので、《さあ見るぞ!》という気合もいらないし、1話完結でそこまで陰惨な事件も出てこないから、《考察せねば》という意気込みもいらない。そこが《なんとなく見ちゃう》という視聴者が多いポイントではないでしょうか」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。山下氏は、特に捜査一課長の八重垣を演じる遠藤憲一(65=写真右)に夢中なのだという。


「トリプル主演と言いつつも、このドラマの陰の主役は“遠藤捜査一課長”だと思っています。偉い人にこびへつらう風見鶏加減が最高で、その際のエンケンさんの声色と演技力は必見。相葉さん演じるSSBCの名波からムチャを言われると、捜査一課長としてのプライドと戦っているのか、かすかに顔を揺らし、一瞬呆けたような顔になる。

お約束なんですが、やっぱり笑ってしまいます」


 レビューサイトFilmarksでの評価は5点満点中で平均3.2(8月10日現在)。シーズン1と同じで、可もなく不可もなくといったところだ。


 前出の山下氏は「そこまで熱烈な支持はなくても、シーズンを重ねていくうちにファンが増えていく可能性は十分あるか、と。たとえて言うなら昔の『水戸黄門』のような、マンネリならではの安心感もありますし」と話す。


 ある在京キー局APは「テレ朝さんサイドとしては、当初からシーズンを重ねていきたい意向だったようです」とこう続ける。


「テレ朝さんの長寿ドラマと言えば、何と言っても水谷豊さんの『相棒』。米倉涼子さんの『ドクターX~外科医・大門未知子~』もそうでしたが、完結してしまい、新しい長寿シリーズとなるドラマ作りは急務です。その筆頭候補が『大追跡』というわけで、シーズン2も“平均よりちょっと上”な数字だけに、細く長く続いていきそうな予感がします」


 そう言えば、「ドクターX」でも遠藤演じる海老名は人気キャラだったし、今年4月にシーズン3が放送された「未解決の女 警視庁文書捜査官」シリーズ(テレ朝系)にも遠藤は出演している。「私はひそかにそう思っていますが、これからは《エンケンさんが出るドラマは長寿化する》なんて噂が飛び交うようになるかも」と前出のAPは笑うが、果たして「相棒」の後を継げるか……。


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