夏ドラマのほとんどが残り1、2話を残すのみ。秋ドラマの情報も続々と解禁されている。


「夏ドラマでは視聴率、配信ともに圧倒的なTBS日曜劇場『VIVANT』が2クール放送なので、他局の秋ドラマの動向にも影響しそうです。特にピリピリしているのが、“惨敗”したフジテレビですね」(スポーツ紙芸能デスク)


 GACKT(52)を主演に起用した「ブラックトリック~裁きを操る弁護人~」、26年ぶり連ドラ復活の反町隆史(52=写真)の「GTO」(カンテレ制作)の“月9”“月10”はいずれも世帯視聴率6%台でスタートしたものの、全話平均ではそれぞれ4%台、3%台でのフィニッシュとなりそうだ。そして火9「さよならノワール」、水10「Tokyo middle 30」が2%台、木10「ラストノート」が3%台。


「5枠の世帯視聴率を合計してやっと『VIVANT』の数字を少し超える程度というのは、屈辱的でしょう」(前出のスポーツ紙芸能デスク)


 月曜は朝から「VIVANT」のネットニュースが大量に流れる影響も多少はあるだろうが、他の曜日がそれ以上に低いのは説明がつかない。フジテレビのドラマは面白くなくなったのか?


「視聴率=ドラマの絶対評価ではないし、数字は視聴者に関係ありません、大事なのは見た人がどう感じるか」と語るテレビコラムニストの亀井徳明氏は、「手放しで最高! とは言いませんが、数字ほど内容は悪くはないと思うんですよね」と、こう続ける。


「たとえば、《期待外れ》と言われてしまいがちな『GTO』。僕も序盤は生徒が毎回1人ずつあっさり懐柔されるのを《何でこうなった?》と首をかしげました。でもパターンが分かってくると、《懐柔された生徒が今度はどんなニックネームになるんだろう》と考えながら見る楽しみができました。それから『Tokyo middle 30』。メインの3人はそれぞれいい感じなんですが、それぞれのキャラとその周辺人物がちょっとステレオタイプなのが気になりました。でも、見ているうちに面白さを発見した。のんさんのパートだけ、演技のテンションも演出もなぜか1990年代の月9っぽいんですよ。

懐かしくて、ついいろいろ思い出してしまうのと、そこだけあえてそうしている理由が知りたくて、つい見入ってしまうんです」


 とはいえ、テレビ局側からしたら数字は無視できない。秋ドラマではなんとして挽回したいところだろう。


「月9がかつての“鉄板”『救命病棟24時』、月10が人気韓国ドラマ芦田愛菜さん主演でリメークした『南田南弁護士は天才肌』、火9が香港と韓国との共同制作『KiDnap GAME』、水10が野木亜紀子さん脚本で石原さとみさん主演の『ポリティカルパン』、木10が“近年では目立った”『波うららかに、めおと日和』の続編です」(テレビ誌ライター)


 前出の亀井徳明氏は「前のキャストが揃う『めおと日和』に、前作でかなり効いていた山本舞香さんの顔がないのが残念です。あのワールドの魅力が半減しないかちょっと不安」と言いつつ、「でも、全体的に手堅さと攻めのバランスがフジテレビらしい感じはしますね。楽しみです」とエールを送る。


 最大の話題は、16年ぶりの再共演となる江口洋介(58)と松嶋菜々子(53=写真)コンビがダブル主演する、月9で13年ぶり復活の「救命病棟24時」。松嶋が夫・反町のリベンジを果たすことができるか? 「VIVANT」一色の雰囲気を吹き飛ばせるか? フジドラマ復権に向けたノロシを上げる。


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