アイドル屈指のアニメ好きとして知られ、2020年公開の映画「劇場版BEM ~BECOME HUMAN~」で声優デビューして以来、着実にその活動の幅を広げてきた宮田俊哉。2024年からはTVアニメ「カードファイト!! ヴァンガードDivinez」シリーズの主演声優を務め、今年に入ってからもディズニー&ピクサー映画「私がビーバーになる時」の日本版声優や、TVアニメ「ポケットモンスター」のゲスト声優など、声の仕事だけでも息つく暇のない活躍ぶりを見せている。

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が2頭のジャガーの物語を情感豊かに語る!『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』で見せるナレーションの妙
宮田俊哉がナレーションを担当する『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』
宮田俊哉がナレーションを担当する『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』

© ZDF Studios/Marion Pöllmann

そんな宮田が、昨年7月に放送された「世界大自然紀行:アラビア半島」に続き、ナショナル ジオグラフィックの自然ドキュメンタリーで再びナレーションを担当する。8月9日(日)には「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」、8月16日(日)には「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」がいずれも日本初放送される。両作とも南米・中米に生きるジャガーを主役に据えた作品で、"世界トラの日"(7月29日)や"世界猫の日"(8月8日)、"世界ライオンの日"(8月10日)と重なる大型ネコ科動物特集「ビッグ・キャット・サマー」を締めくくる位置づけとなっている。1年越しでナショジオのナレーターに再び指名されたこと自体、前作での語り口が高く評価された証といえるだろう。

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が2頭のジャガーの物語を情感豊かに語る!『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』で見せるナレーションの妙
『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』
『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』

© ZDF Studios/Marion Pöllmann

「ヤング・ジャガー:ジャングル王への道」の舞台は、地球最後の秘境のひとつ、南米ガイアナの広大な熱帯雨林。自分の縄張りを求めて旅に出た1頭の若きジャガーが、水辺の支配者クロカイマンや樹上に住むサルたち、空の王者オウギワシといった多種多様な生き物たちと遭遇しながら、経験を重ね生きる力を身につけていく成長の記録だ。野生の楽園で自らの王国を築くまでの道のりには、決して平坦ではない自然界の厳しさも描かれる。天敵との駆け引きや獲物を仕留めるまでの試行錯誤など、一人前のハンターへと成長していく過程は、まさに"王への道"の名にふさわしい見応えだ。

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が2頭のジャガーの物語を情感豊かに語る!『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』で見せるナレーションの妙
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』

© Terra Mater Studios

一方、「ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神」が描くのは、コスタリカの太平洋岸。荒廃していた沿岸の森がよみがえったことで陸と海の世界がつながり、森の食物連鎖の頂点に立つジャガーと、数年に一度、生まれ故郷である1キロほどの浜辺に戻ってくるヒメウミガメという、思いがけない2つの生命が交錯する物語が描かれる。自然環境の再生が、思いもよらない生き物同士の出会いを生んだ実例として、示唆に富む一作でもある。

番組紹介によれば、「ヤング・ジャガー」では若きジャガーを見守るような語り口、「ジャガーとウミガメの物語」では優しくもしっかりとした語り口で物語を伝えているという。

同じジャガーを主役に据えながらも、物語の質感に合わせてトーンを微妙に使い分けているのだとすれば、そこにこそ宮田のナレーションの妙が発揮されるはずだ。声優として鍛えてきた表現の引き出しの多さが、壮大な自然の営みを押しつけがましくなく伝える語りに生かされることを期待したい。

宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が2頭のジャガーの物語を情感豊かに語る!『ヤング・ジャガー:ジャングル王への道』『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』で見せるナレーションの妙
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』
『ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神』

© Terra Mater Studios

数多くのアニメキャラクターに声を当ててきた宮田だからこそ、言葉を発しない野生動物の"心情"を、声のトーンだけで観客に想像させる語り口が自然と身についているのではないか。人間ではない存在の物語に耳を傾け、その声を代弁する仕事という意味では、声優もナレーターも本質的には地続きのはず。放送で実際にどんな"声"を聞かせてくれるのか、今から楽しみだ。

作家としても「境界のメロディ」で「次にくるライトノベル大賞2024」四冠を達成し、そのアニメ化も決定するなど、表現者としての引き出しを次々と増やしている宮田。かつては事務所から公言を止められていたというアニメ好きを、今では堂々とキャリアの武器にしている格好だ。アイドルという枠に収まらない活動の幅を、まずはこの夏、地球の裏側からやってくる2頭のジャガーの物語とともに感じてほしい。声優、ナレーター、そして小説家。多方面に広がり続ける宮田の"声の仕事"を追いかけるうえで、この夏のナショナル ジオグラフィック出演は見逃せないポイントのひとつになるはずだ。

文=川崎龍也

放送情報

ヤング・ジャガー:ジャングル王への道 声:宮田俊哉 [日本初放送]
放送日時:2026年8月9日(日)15:00~ほか
© ZDF Studios/Marion Pöllmann

ジャガーとウミガメの物語:熱帯林の守護神 声:宮田俊哉 [日本初放送]
放送日時:2026年8月16(日)15:00~ほか
© Terra Mater Studios

チャンネル:ナショナル ジオグラフィック(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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