脳科学者の黒川伊保子先生が、脳の成長ステージに合わせた「親子の関わり方」について教えます。
■Q.就寝時間が遅くなり朝も起きない。
どうすればいい?
睡眠の質は、頭の良さや身長の伸びに大きく影響します。睡眠の質を向上させるホルモンのメラトニンは、①夜の9時以降は電子画面を凝視しないこと、②11時には眠っていること、③夜お風呂に入ること(皮膚表面の温度変化が脳に影響します)、④寝る時間と起きる時間が規則正しいこと、が分泌加速のポイントです。男子には「今晩、0.01mm伸びるかもしれない身長が伸びないけれど、いいの?」という言葉が殺し文句になります(最近は女子にも効きます)。
朝起きられないのは、精神論では直せません。腸内環境が悪いことも原因です。脳神経信号を活性化して目覚めをもたらすセロトニンは腸でつくられるからです。糖質過多を避ける、ヨーグルトや水溶性繊維質を摂取するなどの工夫も重要です。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。

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黒川 伊保子(くろかわ・いほこ)

脳科学・AI研究者

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピュータメーカーでAI(人工知能)開発に携わり、脳とことばの研究を始める。
1991年に全国の原子力発電所で稼働した、“世界初”と言われた日本語対話型コンピュータを開発。また、AI分析の手法を用いて、世界初の語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し、マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。近著に『共感障害』(新潮社)、『人間のトリセツ~人工知能への手紙』(ちくま新書)、『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』(講談社)など多数。

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(脳科学・AI研究者 黒川 伊保子 構成=大西洋平)
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