婚活でうまくいく人とそうでない人は何が違うのか。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃さんは「最も影響するのは、年収やスペックではなく、外見だ。
これは容姿が整っているかどうかではなく、“当たり前の身だしなみ”ができているかどうかが問われている」という――。
■「自分は清潔感がある」と思い込んでいる
男性は女性から選ばれる要素を「年収」「スペック」と思いがちです。
でも一番、人気に影響するのは「外見」です。これはイケメンかどうかという顔立ちの問題ではなく、清潔感の問題です。
にもかかわらず、自分では「清潔感がある」と思い込んでいる男性が多いのです。
婚活開始前後の男性から一番多いのが「私のスペックで需要ありますか?」という質問です。
関東在住・篤史さん(38歳)からも同じ質問をされました。ITエンジニアの篤史さんは年収1000万円超で大卒です。結婚相談所を利用して婚活を始めたのですが、お見合いまでたどり着いても断られることが続いていました。決して若い女性にばかり申し込みしているわけではなく、3歳差以内がほとんどです。
篤史さんの場合も課題は「外見」でした。髪は整髪料をつけていないため、毛先があちこちに広がりボサボサ気味で、眉毛も手付かず。
ヒトコトで言えば清潔感がないのです。
■「価値観の不一致」の真意
外見の課題を伝えても、篤史さんはピンときません。毎日シャワーを浴びて、洗濯した服を着ているといいます。職場で「清潔感がない」と言われたことはないそうです。
お見合いのお断り理由の多くは、「フィーリング不一致」という漠然としたものでした。
じつは「フィーリング不一致」は見た目や臭いを理由に断る場合の定型文です。結婚相談所を利用していたとしても外見の指摘は会員を傷つけ、婚活意欲を削ぐ原因になりやすいため、オブラートに包んで伝えられることがあるのです。もちろん、断る側が気を遣って「価値観の不一致」と伝えるケースもあります。
近年メンズコスメ、メンズスキンケアが普及しつつありますが、身だしなみレベルが低く、化粧水・乳液すら使っていない男性が「普通」になるための情報はまだまだ乏しいのが実情です。
今回は婚活パーティーポータルサイト「オミカレ」に協力してもらい、ハイスペックでも女性から避けられる男性の特徴を再現することにしました。
モデルを引き受けてくださったのは、同社の社員の方です。
■婚活で「一発アウト」服装の特徴
まず外見に無頓着な男性は、装飾が多い服や色数が多いコーディネイトを「おしゃれ」と思う傾向があります。
写真のようなチェックシャツやジップ付きの服が典型例です。
この傾向は女性も同様です。ヘアメイクが下手な女性は、ビジュー付きのブラウスや、花柄ワンピースといった装飾過多の服を着て「おしゃれ」しているつもりになります。
装飾過多なデザインは子供服を想起させ「幼い印象」を与えてしまうので、避けたほうが無難です。
髪、眉、肌、歯の手入れを行うだけでなく、シンプルな服を着るのが男性の「清潔感がある身だしなみ」です。
また清潔感が欠如している男性は、安い理髪店で髪を切り、整髪料をつける習慣がありません。そして整髪料をつけない男性には、眉毛も無防備で手を加えたことがないという人も少なくありません。毛の取り扱いには、清潔感に対する意識が表れやすいのです。
■成人男性に「整髪料」が必須なワケ
「整髪料を使いましょう」とお伝えしても「ベタベタするものをつけたくない」と返されることは多いですし、スポーツ刈りのような短髪だから不要と言われることもあります。
しかし清潔感がある髪には、自分の心地よさではなく、他人目線でどう見られるか、相手がどう感じるかという配慮が不可欠です。
端的にまとめると、整髪料は頭頂部の髪のボリューム・高さを出し、横の髪を抑えるために使います。
男性の場合、頭の形がキレイに見える髪型がよいのです。
日本人は頭のハチが張っている方が多いので短髪だと頭が四角になりやすくなります。四角いと頭が大きく見え、スタイルも悪く見えます。
頭頂部の高さを出し、頭の形が卵型に見えるようなシルエットの髪型が「バランスがよい」と言えます。
■男性にとって「清潔」でも、女性からはNG
頭頂部はボリュームがないと薄毛に見え、実年齢より老けて見えます。地肌が見えないように整え、セットした髪を固定するために整髪料が必要になってくるのです。
婚活男性の中には学生時代からスポーツ刈りのような髪型を続けている方もいます。成人男性のスポーツ刈りは怖く見えやすく、似合う服が少ないので、婚活には極めて不向きです。
あえてストレートにお伝えすると、スポーツ刈りのような短髪は、女性から見ると“ダサい”のです。
髪型は短ければ何でも構わないのでは、と思う読者もいるかもしれません。ですが、婚活の場では“ダサい”とコミュニケーション力まで低く見えてしまう傾向があります。髪型もアップデートしていきましょう。
外見のレベルアップでは、髪型は最初に取り掛かってほしいところ。
短髪すぎる場合は伸ばして、眉カットもやってもらえる美容室を探してみてはいかがでしょうか。
そして、シャンプーのあとは必ずドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。自然乾燥だとより横に広がりやすくなり、整髪料をつけてもまとまりにくくなります。
■恋愛経験に乏しいと「口元」に無頓着
口と言えば何をするところでしょうか?
発言、呼吸、飲食のための器官としか思わないかもしれません。
婚活をして恋人ができたらキスをするのです。口はキスをする器官でもあります。キスを想定しないで生きてきた方は、唇のかさつき、歯の黄ばみも無頓着です。
タバコを吸わなくても、加齢とともに歯は黄ばみやすくなります。「清潔感がある」人たちは、定期的に歯のホワイトニングのため歯医者に行っています。リップクリームも携帯してこまめに塗ります。それを努力とさえ思わず、当たり前のように生活の一部に組み込んでいるのです。
ちなみに、姿勢がいいだけで、髪型などがボサボサでも印象は多少マシになります。

逆にイメージコンサルなどを活用して、似合う服を用意しても、姿勢が悪いというだけで、おどおどした頼りない印象になってしまう。猫背、ストレートネックになりやすい方は注意しましょう。
■男性の「外見」はたった1カ月で激変
暑ければ当然、汗をかきます。夏になると「臭い」「清潔感がなかった」といった理由で女性から断られる男性が激増するのです。
汗ジミができないように制汗剤を使うのはもちろんのこと、服の色やインナーにも気を配りましょう。デートやお見合いなら家を出る直前にシャワーを浴びて、日傘を使うなど汗をかかない対策も有効でしょう。
特に薄いグレーのTシャツは汗ジミが目立つ色です。黒、ネイビーなど濃い色のほうが汗ジミは目立ちにくいため、服の色にも気を付けて選んではいかがでしょうか。
【やること一覧】

・洗顔後は化粧水・乳液をつける

・美容室で整って見える髪型に変える

・美容室で眉毛カットをしてもらう

・整髪料をつける

・髪はドライヤーで乾かす

・ホワイトニングのため歯医者に行く

・リップクリームを塗る

・胸を張る

・無地のシンプルな服を着る

・汗ジミが目立たない色の服を選ぶ

・制汗剤を使う

ここまで解説してきた「やること一覧」を見て、「面倒くさい」「ここまでやらなくても」という感想が出た読者も多いのではないでしょうか。
■相手への気配りは「身だしなみ」で決まる
多くの婚活女性は当たり前のこととして朝晩、化粧水・乳液をつけて肌のケアをしています。髪はドライヤーで乾かし、人に会うなら整髪料をつけて外出します。お化粧もしています。
歯の黄ばみ、汗ジミも男性より対策している方が多いです。
おしゃれが好きだから勝手にやっているという面もあるかもしれませんが、身だしなみは社会人における「常識」「気配り」と思っているのです。
こうした当たり前の身だしなみさえできていない男性であれば、「相手に気配りができない人」と見なされても仕方ありません。
結婚は他人と暮らすため、相手に合わせることができるかという点が、とても重要になってきます。外見への気配りが足りないということは、お付き合いする女性に合わせることができないということです。
前述の「やること一覧」を全てやったとしたら、1カ月程度で外見は確実に向上します。
年収、学歴、コミュ力は1カ月ぐらいでは変化しません。男性も婚活ならば真っ先に外見から改善しなければならないのです。
今日から1つでいいので、改善のための1歩を踏み出してみませんか。

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菊乃(きくの)

恋愛・婚活アドバイザー

これまで3000人以上の恋愛・婚活相談に携わる。相談者の約4割は恋愛経験がなく、服選びや写真、プロフィール作成といった婚活スタート時の支援から、LINE添削など関係構築のサポートまで一貫して行う。マンツーマン相談のほか、自治体や結婚相談所でのセミナー講師、婚活・結婚に関する執筆を行う。著書に『7日間でとびきり愛される方法』(かんき出版)、『あなたの「そこ」がもったいない。』(すばる舎)、『なぜか愛される女がしている73の習慣』(双葉社)ほか。

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(恋愛・婚活アドバイザー 菊乃)
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