イラン女子代表でプレーしていた2人のサッカー選手が、亡命を宣言してから5ヶ月が経過した6日にオーストラリア国籍を取得したとのことだ。
当該の選手は、ファテーメー・パサンディデーとアテーフェー・ラメザニサデーのふたり。
その行動によってイランでは「裏切り者」とみなされるようになったことから、彼女らは代表チームを離れることを決め、オーストラリア政府に保護を求めていた。
『Guardian』や『L’Équipe』などによると、2人は8月5日に行われた式典で、正式にオーストラリア国籍を取得したことが発表されたという。その式典には、同国のトニー・バーク内相も出席したという。
ラメザニサデーは国籍取得について、「昨日は、私にとって本当に特別で忘れられない一日でした。オーストラリア国民になれたことを誇りに思い、心から感謝しています」と喜びを語ったとのこと。
パサンディデーも、「私たちが経験してきたことや、直面したあらゆる困難を考えると、この瞬間の意味は言葉では表せません」とコメントしている。
女子アジアカップ期間中、イランの選手団からは2人を含む7人がオーストラリアでの保護を申請したと伝えられている。しかし、その後5人は申請を取り下げてイランへと帰国。パサンディデーとラメザニサデーだけがオーストラリアに残る決断をした。
2人はそれまで、イランのバム・ハトゥーンFCでプレーしていたが、保護を求めた翌週にはオーストラリア女子リーグのブリスベン・ロアーでトレーニングする姿が確認されていた。ただし、亡命後は国籍や登録の関係もあってか公式戦には出場しておらず、現時点で競技選手としての今後は明らかになっていない。
ブリスベン・ロアーも2人の国籍取得を受けて声明を発表した。
「彼女たちが2月以降に経験したことは、多くの人が一生をかけても経験しないほどのものです。この地点までたどり着いた姿を見ることができ、ブリスベン・ロアーの全員が、その過程に少しでも関われたことをうれしく思っています。
クイーンズランドは今や彼女たちの故郷です。いつか再びトレーニングウェアを着て、私たちと練習したいと思うなら、扉はいつでも開かれています」
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国歌斉唱を拒否してから約5カ月後、パサンディデとラメザニサデは、オーストラリア国民として新たな生活を始めることになった。このまま彼女らがブリスベン・ロアーで選手としての活動を続けるのかどうかも注目されている。
筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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