指標発表前に売りが優勢となる流れ。中国では来週にかけ、6月の月次経済統計が集中して公表される。9日に物価統計、14日に貿易統計、15日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、4~6月期のGDP成長率などが報告される予定だ。また、投資資金の分散も懸念される。香港市場では今週、新規株式公開(IPO)が相次ぐ。年初来最大のIPO調達額となる立訊精密工業(ラックスシェア:2475/HK)も含め、14社がメインボードに新規上場する。ただ、下値は限定的。昨夜の米株市場は、主要指標のNYダウが前営業日比0.3%高と続伸し、連日で史上最高値を更新した。香港マーケットは主要株価指数が依然として昨年比マイナスで推移しているだけに、出遅れ感も意識されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が12.0%安と急落。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が6日付で、保有する快手株の一部を売却したことがネガティブ材料視された。一方、テンセントは2.0%高で引けている。
セクター別では、非鉄・産金が安い。洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.7%、江西銅業(358/HK)が2.5%、霊宝黄金(3330/HK)が3.7%、招金鉱業(1818/HK)が3.3%、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.2%ずつ下落した。
プリント基板(PCB)関連の銘柄も急落。広州広合科技(1989/HK)が9.1%安、深セン市大族数控科技(3200/HK)が8.4%安、勝宏科技(恵州)(2476/HK)が5.4%安、建滔集団(148/HK)が5.2%安と値を下げた。エヌビディアの次世代サーバーラックについて、仕様変更した主要部品のプリント基板が製造困難だとし、供給のボトルネックになっているとの調査レポートが引き続き売り材料視されている。
半面、プラットフォームを持つ大手ネット株の一角はしっかり。テンセントのほか、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が4.5%高、インターネット検索最大手の百度(バイドゥ:9888/HK)が0.1%高で取引を終えた。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比1.26%安の3990.24ポイントで取引を終了。終値で節目の4000ポイントを下回り、約1カ月ぶりの安値を付けた。医薬が安い。資源・素材、家電、自動車、不動産、保険・証券なども売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











