2026年6月23日から25日にかけてドイツのミュンヘン新国際見本市会場で開催された、欧州の電動移動手段充電インフラの展示会「パワーツードライブ・ヨーロッパ(P2D)には、華為技術(ファーウェイ)傘下のファーウェイ・デジタルパワーも出展し、欧州市場向けの最新型の液冷式超急速充電製品と、直流電力を直接に蓄電設備に接続する新たな手法という二つの革新的成果を発表した。

ファーウェイは2024年にP2Dに初出展して以来、欧州に向けて液冷式超急速充電および太陽光発電・蓄電・充電を一体化したソリューションを提供してきた。

すでにドイツ、フランス、イタリアなど多くの重点市場へ進出しており、多数の充電設備運営企業や協力企業と提携することで、高速道路、路線バス、物流施設など多様な場面での充電関連施設の普及を急速に進めている。

欧州では環境配慮型の乗用車の普及が加速し、高電圧技術を導入した次世代型の電気自動車(EV)市場も成長している。また、大型EVトラックの大規模導入も始まった。そのために、乗用車の迅速充電と大型貨物自動車の大出力充電の需要が同時に発生している。ファーウェイは完全な液冷式超急速充電技術と太陽光発電・蓄電・充電の一体化手法を新たな次元へ引き上げ、業界の発展をけん引している。

「EV充電」ならではの難題クリアでさらに前進、独イベントで紹介―ファーウェイ
Power2Drive Europe

ファーウェイは中核製品の一つとして、海外向けにあらゆる種類の超急速充電製品を提供している。液冷式超急速充電の単一接続部の最大電流は800アンペアで、自然冷却式では600アンペアに達し、利用者に圧倒的な充電体験をもたらした。充電主機は海外の主要な乗用車、電動大型車、客車などを網羅する150ボルトから1000ボルトの幅広い電圧に対応している。全液冷設計は高品質を維持し、高信頼性、低騒音、10年の長寿命などの特性を備え、保守費用を大幅に削減した。また、AIを投入した高度な電力配分計算により、充電器や充電施設の時々刻々と変わる電力需要に臨機応変に対応するなどで施設の回転効率を30%引き上げ、運営効率と資産利益率を著しく向上させた。

EV産業は交通の電動化の鍵だが、普及率が急速に高まりつつある状況にあって、欧州の旧来施設や新規建設施設は、電力網の容量不足や改修費用の高騰といった障壁に直面している。ファーウェイは太陽光発電・蓄電・充電を統合した新世代型の直流蓄電手法を打ち出し、画期的な革新によりこれまでの業界の弱点をピンポイントで解決して電力網の制約を打破し、「簡素な建設と即時利用」を現実のものにした。

「EV充電」ならではの難題クリアでさらに前進、独イベントで紹介―ファーウェイ
Power2Drive Europe

ファーウェイは小規模な商用電力施設の場合に、現場での太陽光発電と直流蓄電を追加することで、施設外部の電力網側が最小でわずか50キロワットの容量で足りるようにした。整備は1週間で完了する。この技術の投入により、既存の電力網への依存を軽減し、そのことで電力網接続の障壁を下げて建設を容易にした。また、施設内部で直流による蓄電を行っているので、充電が終了あるいは停止した際には施設内部で変動を受け止めることで電力網側への「電力の逆流」という影響を防ぎ、このことでも電力網への負担を減らす。

太陽光発電では直流が発生する。直流蓄電は、発電した電力を電力網用に交流に変換して、さらに充電のために改めて直流化する電力変換の段階を減らすことで、システムの総合効率を92.1%にまで向上できる。このことで、施設全体の電力費用を軽減できる。また、従来型の施設で必要だった電力網と接続するための設備が占めるスペースを大幅に減らせるので、駐車枠がその分拡大することでも経営効率が高まる。これらにより、投資回収期間は業界水準より1.5年短縮した。この手法は現在、中国、イタリア、オランダなどで導入され、「あらゆる状況での超急速充電」の浸透を加速させている。

「EV充電」ならではの難題クリアでさらに前進、独イベントで紹介―ファーウェイ
Power2Drive Europe

欧州ファーウェイ・デジタルパワーでスマート充電ネットワーク担当のビジネス開発シニアマネージャーを務めるアレクサンダー・ウィーラー氏はP2Dでの基調講演で、技術、ビジネス、エコシステムの3方面からファーウェイの超急速充電および太陽光・蓄電・充電一体化ソリューションの核心価値を説明した。ウィーラー氏によれば、ファーウェイは近年来、欧州市場に深く根を下ろして革新を継続してきた。

業界をリードする直流蓄電は、小規模な商用電力施設につきまとった弱点を有効に解決し、協力企業が迅速に設備を配置し先行者利益を獲得することを後押ししているという。
「EV充電」ならではの難題クリアでさらに前進、独イベントで紹介―ファーウェイ
Power2Drive Europe

ファーウェイは現在までに、世界400以上の都市、60以上の国家と地域、70以上の高速道路沿線、20余りの物流幹線に質の高い超急速充電施設を配備し、業界の発展をけん引し続けている。ファーウェイは今後も技術革新を堅持し、発電、送電、消費、蓄電、充電など電力関連の多分野にわたる協同発展を促進し、「道がある場所には高品質な充電がある」状態を実現させていく考えだ。(翻訳・編集/如月隼人)

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