日本のマスクブランド「ピッタマスク(PITTA MASK)」に対し、中国で批判の声が上がっている。
きっかけは「ピッタマスク」が中国のSNS・微博(ウェイボー)で6日に「明日は七夕」「七夕の本当のロマンは、大切な人を思い浮かべることにあるのかもしれない。
7月7日は日本では七夕だが、中国では日中戦争の発端となった「七七事変(盧溝橋事件)」が起きた日として敏感な意味を持つため、ネット上で非難の声が殺到。微博では「日本ブランドが七七(事変)を七夕にしたのは何が狙いなのか?」がトレンド上位に入った。
中国メディアの北京日報は7日付の記事で、「同ブランドが言う『明日』とは7月7日。中国では1937年7月7日に旧日本軍が宛平城を砲撃し、七七事変が発生。日本による全面的な中国侵略戦争の始まりとなった日として記憶されている。中国人にとって、この日は血で刻まれた歴史の日だ」と指摘した。
その上で、「2026年の七夕節(中国の伝統的な七夕)は8月19日(旧暦の7月7日)であり、7月7日ではない」と強調し、「中国市場で事業を展開するブランドであれば、中国の伝統的な祝祭日を理解し、祝日に合わせたマーケティングにも精通しているはず。旧暦と新暦の区別もつかないというのか?」と批判した。
また、「百歩譲って、仮に不注意だったとしても、コメント欄ではすでに多くのネットユーザーが深刻な問題と指摘していた。アカウントの更新頻度から見ても、気付いていなかったとは考えにくい。それにもかかわらず、同ブランドは見て見ぬふりをし、一夜明けても投稿を削除しなかった。
さらに、「ネットユーザーによる厳しい批判は、決して大げさでも、問題を必要以上に政治化しているわけでもない」と主張。「日本では長年にわたり歴史修正主義が広がっており、盧溝橋事件について日本の教科書では事実関係を逆転させ、中国側が先に日本軍に発砲したとする記述まで見られる。こうしたゆがんだ価値観は、現実社会にも投影され続けている。ブランド運営における無知で無神経な対応から、アニメによる靖国神社を想起させるような際どい表現に至るまで、一部の日本企業は中国の消費者から利益を得ようとする一方で、一線を越えるような行為をしている」と厳しく非難した。
そして、「中国市場は開放的で包容力がある」としつつ、「しかしそれは中国市場で利益を得ながら、その市場を踏みにじるような行為が許される理由にはならない。改めて言うが、歴史の正義と民族の大義を守るという問題において、中国人はいかなる挑発も決して容認しない」と結んだ。
なお、同ブランドの微博アカウントは8日現在、過去の投稿内容が閲覧できない状態になっている。(翻訳・編集/北田)











