熱波に見舞われている欧州のTikTok利用者の間で、世界最大級の日用雑貨の卸売市場があることで有名な中国の義烏で撮影されたファン付きハットを紹介する動画が拡散し話題となっているという。中国メディアの環球時報が4日、スペインメディアのエル・ムンドの記事として伝えた。

記事によると、つばの両側に取り付けられた二つの小さなファンから顔に向かって風が送られるハットの動画が欧州のTikTok利用者の間で拡散し、「この奇妙な中国の発明品はどこで買えるのか」といったコメントが相次いで寄せられた。

記事は、義烏について「世界的な需要をいち早く察知し、数百万個単位の製品として即座に出荷可能な状態にするという、自らの最大の強みを改めて発揮している」と伝えた。

そして、「欧州が記録的な熱波に見舞われる中、7万5000を超える数の店舗が立ち並ぶ義烏市場は再び活況を呈している」とし、「世界中から訪れたバイヤーがあらゆる商品を求めて何キロにも及ぶ通路を行き交う中、特に人気を集めているのがファン付きハットやハンディファン、冷却ブランケット、日焼け防止アームカバー、ポータブルエアコンなどで、その多くが欧州市場向けに出荷されている」と伝えた。

記事によると、義烏市場だけでなく中国のエアコン大手も欧州の記録的な熱波の恩恵を受けている。西欧の多くの地域では、エアコンは長らく「なくても困らないぜいたく品」と見なされてきた。しかしその認識は今、急速に変化している。欧州のエアコン普及率は20%に満たず、米国やアジアと比べてはるかに低い。しかし今年の熱波はこの状況を一変させた。

記事は、「欧州から数千キロ離れた中国南部の広東省にある工場では、欧州の住宅向けに特別に設計されたポータブルエアコンの生産がフル稼働で行われている。今年の販売台数はすでに倍増して約20万台に達した」と紹介し、「欧州の人々がこれまで経験したことのない熱波への対処法を模索する中、その暑さを乗り切るための解決策の多くには、依然としてメード・イン・チャイナのラベルが貼られている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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