中国メディアの環球時報によると、香港メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、「この夏、中国に外国人旅行者が押し寄せる」とする記事を掲載した。
記事は、中国ではビザ(査証)なし入国を機に内陸部へ足を延ばす外国人旅行者が増えているとし、上海と北京を訪れた後、一般的な観光ルートを大きく外れて内陸部へと足を深く踏み入れる旅を計画している豪メルボルン在住のニコラス・カラジョージさん(37)の話として、「野心的な計画だと自分でも分かっている。
記事によると、この夏、カラジョージさんのような外国人旅行者が中国に押し寄せる見通しだ。オンライン旅行プラットフォームのまとめによると、6月19日からの端午節3連休のインバウンド旅行予約数は前年同期の7倍超となったという。
世界第2の経済大国である中国は、観光をサービス業振興の戦略的手段と位置付け、渡航障壁の撤廃に乗り出した。中国政府が2023年後半以降、新たに50カ国以上をビザ免除の対象に追加したことが、外国人客の急増を後押しした。青島などの沿海都市や、張家界や桂林などの景勝地では、インバウンド旅行者数が前年比で2倍超の伸びを記録したという。
渡航制限の緩和は、複雑なビザ申請や、現地のモバイル決済ネットワークで海外のクレジットカードを利用しにくいといった海外からの旅行者の足かせとなっていた過去の状況からの転換を意味する。中国は出国する旅行者を対象とした即時税金還付制度も導入した。
中国専門オーダーメイド旅行会社チャイナ・ハイライトのスティーブン・ジャオ最高経営責任者(CEO)は「これらの政策転換によって初めて中国を訪れた外国人は、他人に中国旅行を勧める」と語る。カラジョージさんも、中国を訪れて中国のことを気に入った多くの友人から中国への旅を勧められた1人だという。(翻訳・編集/柳川)











