中国のSNS・小紅書(RED)に「初めての日本旅行で危うくホテルに入れないところだった」との中国人女性の手記が掲載された。女性は成田空港の駅や山手線、東京の街、ホテルの部屋、食事をした焼肉店など、計14枚の写真をアップしている。

以下は手記の内容。

初めて一人で日本に来た。緊張しなかったと言えば嘘になる。午後に成田空港に到着し、外に出た時は少し戸惑った。周囲はどこを見ても日本語ばかりだった。すぐそばにリムジンバスのチケット売り場があったが、より計算できる方が良かったため、スカイライナーに乗ることにした。街の中心部で下車した後、電車に乗り換えた。電車は駅番号を確認しながらグーグルマップに表示されたルートと照らし合わせて降りればいいので、とても分かりやすかった。この時までは、「一人でも何とかなるもんだな」という感覚になっていた。

ところが、ホテルのチェックインで問題が発生した。そのホテルにはフロントがなく、完全なセルフチェックイン方式だった。何度も顔認証を試したがいずれも失敗した。

20分ほど格闘したものの、部屋番号も分からず、暗証番号も分からない状況で本当に焦った。仕方なく、たまたま通りを歩いていた高校生に声を掛けて助けを求めた。彼も英語はあまり得意ではないようで、私たちは翻訳アプリを使って少しずつ意思疎通をした。彼もチェックイン機をしばらく操作したものの解決できず、通りかかった同級生を呼んできた。すると一人、また一人と人が増えていった。

ある人は予約情報を確認し、ある人はチェックイン端末を調べ、またある人は私とオンラインカスタマーサポートとのチャット履歴を確認してくれた。閉まったままのフロントのドアをノックしてスタッフがいないか確認してくれる人もいた。いつの間にか、それほど広くないロビーに7~8人ほどが集まり、みんなで私のチェックイン問題を解決しようと奮闘してくれていた。

その光景は少しおかしかった。というのも、全員が黒い制服に黒いリュックという姿だったから。でも同時に、感動的でもあった。ただ、大勢に見守られながら何度も顔認証を試すあの気まずさはなかなかのものだった。

最終的に問題を解決してくれたのは、一番やんちゃそうな男子生徒だった。彼は顔認証を飛ばし、予約した時のリンクから部屋番号を調べ出してくれ、チェックインに成功した。その瞬間、本当にほっとした。大きなスーツケースを引きずりながら別の宿を探す羽目になるのではないかと思っていた。ホテルにチェックインしたというより、難関ゲームのステージを攻略したような気分だった。

部屋に入った途端、それまでのにぎやかさがうそのように静かになった。部屋はとても清潔で、テーブルに電子レンジ、小さなコンロも備え付けられていた。学生向けアパート(だったところをホテルに再利用した)のような雰囲気だった。周辺には2階建ての住宅が並び、とても生活感があった。

近くにはコンビニもあり、Suica(ICカード)を使って買い物ができた。ドン・キホーテへ行って充電器なども購入したが、本当に何でもそろっていた。夜は近くの飲み屋街にふらりと入り、その中にあった焼肉店で食事をした。

数口食べたところで、ふと「この旅は来た価値があったかもしれないな」と思った。初日は予想していたものとはかなり違った。だからこそ、一つ一つのトラブルが解決した瞬間がとても強く印象に残っている。(翻訳・編集/北田)

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