コリンチャンスは現地時間11日、オランダ代表FWメンフィス・デパイとの契約を更新せず、退団が決まったことを明かした。

 コリンチャンスは今回の決断について、「クラブの財政状況を考慮したもの」と説明。
現在および将来的に抱える財政上の義務、および経営面の責務を踏まえた結果、デパイとの新契約を結ぶことは、クラブが維持すべき財政的均衡と持続可能性と「現時点では両立しない」と判断したという。「困難な決断であったことは承知していますが、クラブの未来のためには間違いなく必要な決断でした」と説明した。

 一方で、コリンチャンスはメンフィスおよび同選手の関係者に対して、「交渉の初期段階から最善の合意を目指してくれたこと」への感謝を表明。交渉期間が通常よりも長期に及んだことについては、「我々が並外れた才能を持つ選手と交渉していたことに起因するもの」としており、クラブの経営陣に対しても、「同選手の残留を実現させるために尽力したクラブの全部門のたゆまぬ努力を高く評価しています」と公言した。

 今回の決定に関する詳細については、今後数日以内にクラブが記者会見を開催する予定。オスマール・スタビレ会長が出席し、契約更新に至らなかった経緯などについて説明し、詳細な議論の場を設けると明かしている。

 なお、スペインメディア『アス』の情報によると、当初、メンフィスとコリンチャンスは新たな2年契約を結ぶことで合意に達していたという。選手はすでにメディカルチェックも通過していたとのこと。残すはサインのみという状況だったようだ。

 しかしながら、土壇場でコリンチャンスのスタビレ会長が方針を転換。ブラジル内で最も高額な年俸を受け取っているデパイとの契約延長については、クラブ理事会でも反対の声が挙がっていたとのことで、最終的に契約延長は実現しなかったと見られている。

 メンフィスは1994年2月13日生まれの現在32歳。
これまでにPSV、マンチェスター・ユナイテッド、リヨン、バルセロナ、アトレティコ・マドリードと、欧州各国の名門クラブを渡り歩いており、2024年夏にコリンチャンスへ加わった。これまで、コリンチャンスでは公式戦79試合に出場し、20ゴールを記録。2025年のコパ・ド・ブラジル等、3つのタイトル獲得にも貢献しており、クラブはリリースの中で「コリンチャンスの歴史における重要な1ページとして刻まれる」と感謝を表している。

 なお、オランダ代表としても国際Aマッチ通算112キャップを刻んでいるメンフィスは、今後はフリートランスファーで新天地を模索することとなる。今夏に行われたFIFAワールドカップ2026にも出場していたアタッカーの次なる所属先は、どこになるのか。
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