◆第108回全国高校野球選手権埼玉大会▽4回戦 浦和麗明9―4南稜(18日・越谷市民)

 2018年に創部され、初の甲子園出場を目指す浦和麗明は、南稜を9―4で下し、夏2大会ぶりの5回戦進出を決めた。

 「9番・捕手」で先発出場した前田悠希主将(3年)が攻守で躍動した。

1点を先制し、迎えた2回の第1打席。1死二塁から左越えの適時三塁打を放つと、4回の第2打席では右翼への安打。相手の守備が乱れる間に、三塁を陥れた。前戦の深谷商戦(8〇1)でも三塁打を含む3打数2安打1打点の活躍でチームを引っ張った主将は、この日も4打数2安打1打点と躍動。「三塁打を打たせてもらって、しっかりと振れば結果は付いてくると分かった。迷いなくしっかりいけている」と笑みを浮かべた。

 捕手としても5回までマスクをかぶり、先発の細川恵杜投手(3年)の5回1失点の好投をリード。細川は「『ここに投げきって』と伝えてくれるし、盗塁も刺して、引っ張ってくれる。前田の指示に従って、構えたところにベストボールを投げれば、抑えられることは2年半で分かっている」と、絶大な信頼を寄せている。

 ベンチに下がった後も主将として、チームを鼓舞し続けた。9―4と追い上げられて迎えた9回には、自ら円陣も組み「何があるか分からない。相手に押されていたので、『隙なく行こう』と声がけした」。

佐藤隼人監督も「前田がチームを作ってくれている。前田がすべて。嫌なことも一番言うけど、自分も一番やる子。この子に尽きる」と、惜しみない賛辞を送る。

 次戦は20日に、所沢西と大宮東の勝者と対戦する。「ここからがスタートライン。さらに気を引き締めて、今日より良い試合で、しっかり勝ちきる」と拳を握った前田。今夏絶好調の主将がチームを初の聖地に導く。

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