注目の大物候補が函館9Rのかもめ島特別(3歳上2勝クラス、芝1800メートル=13頭立て)で登場する。新馬から2連勝中のモンローウォーク(牝3歳、栗東・上村洋行厩舎、父キズナ)だ。

 昨夏の新馬を持ったままの逃げ切りで3馬身差。中間に骨折、転厩があった前走の八雲特別も好位から抜け出すと、手綱はほとんど動かずに2馬身差をつけた。上村調教師は前走を「調教みたいなものだった」と振り返ると、今回も「負けてられない」と力を込める。さらに何度も「何とか秋華賞に乗せないと」と繰り返す。これほど強気な言葉が飛び出すのも珍しい。

 新馬を勝った後、休養を挟み、夏の北海道から軌道に乗る。その軌跡は2002年のファインモーションとダブる。前年12月の阪神で新馬を4馬身差で勝つと、ひと息入れた札幌での条件戦をともに5馬身差で連勝した。その後、トライアルのローズSでは1・2倍、秋華賞では1・1倍と圧倒的な単勝人気を背負いながら、無傷の連勝を続けた名牝だ。

 今年の3歳牝馬で複数の重賞を勝っているのは阪神JF、桜花賞と2勝のスターアニス(牝3歳、栗東・高野友和厩舎、父ドレフォン)だけだ。特に中長距離に絞れば、傑出馬不在と言っていい。ここも圧勝なら一躍、3歳牝馬路線の主役候補にまで浮上する可能性もある。

結果だけではなく、その内容にも注目の一戦だ。

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