大相撲 ▽名古屋場所7日目(18日、IGアリーナ)

 負け方があまりに悪すぎる。もろ差し狙いの琴桜は熱海富士の体当たりに簡単にはじかれた。

左は入ったものの、グイグイと押されて力なく土俵を割った。初日と2日目の相撲は大きな体を生かして前に出ていた。NHKの解説室に入る前、協会執行部の部屋に顔を出したら「2日間の相撲を見たら優勝もあり得ると思った。どうしたんだろう」という声が圧倒的だった。

 失速の理由は私にも理解できない。ただ一つ言えるのは、自分の大きな体を生かした立ち合いが出来ていない。大相撲は立ち合いから始まる。思い切り当たってこそ、琴桜の持ち味である大きな体、体の柔らかさ、懐の深さが生きるのだ。師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)によると、ふがいない気持ちからか、琴桜は部屋に帰ってから厳しい表情で黙々とシコを踏んでいるという。迷路からの出口は自分自身で見つけるしかない。(スポーツ報知評論家)

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