◆第108回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽5回戦 明石商8―0報徳学園=7回コールド=(20日・高砂市野球場)
明石商が5回戦で春の近畿大会で優勝した報徳学園をコールドで下し、8強に進出した。
試合前のアップの時に狭間善徳監督が選手に向けて叫んだ。
2年生バッテリーが躍動した。初回2死二塁から4番の大塚弥(あまね)捕手(2年)が右前に先制タイムリーを放つ。大塚は3回2死二塁でも左前に2打席連続となるタイムリーを放つと、打線がつながり、四球も絡めて打者11人の猛攻で6得点のビッグイニングとなった。投げては背番号10の最速143キロ右腕・仲吉泰清投手(2年)が報徳学園打線を4安打に抑え、7回を“完封”した。
狭間監督は「まさかの展開。勝つならば先取点をと思っていた。1点取れたのが大きかった」と話した。速球派が多い報徳学園の投手陣を攻略するため、「トップだけ立ち後れすることないように。
春季県大会が終わってから本塁打5本と量産し、高校通算16発の大塚は「(警戒して)外野手が深く守る分、(その)前にヒットゾーンができるので、間に落とす意識でいた」と対策。3回のタイムリーは「インコースを攻めてくると思って。インローの変化球を打ったら(野手の間を)抜けていったので良かったです」と笑みが広がった。
報徳学園には2連敗中だった。昨秋は準決勝で1―6、今春は3回戦で2―5。2戦とも先発した仲吉は報徳学園との対戦が決まり「絶対リベンジするという気持ちを持っていたので、楽しみにしていた」と闘志を燃やしていた。「(今までの対戦で)データがあったので、コースや球種など相手な苦手なところを丁寧に突くことができた」と胸を張った。
三度目の正直での勝利に大塚は「もっと上で当たりたかった? そうですね。でも神様が3度目の挑戦という試練を与えてくれたと思って、気合入って、絶対勝ったるという気持ちで臨めました」と話した。
明石商は、2018、19年と2年連続で夏の甲子園に出場し、19年には4強に進出した。その時以来の聖地へ。報徳学園にリベンジを果たし、頂点に向けて視界は良好だ。










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