◆JERAセ・リーグ 巨人3―1広島(20日・東京ドーム)

 巨人・大城卓三捕手(33)が仲間であり、ライバルでもある同期を救った。0―1の4回の守備で捕手・岸田が右膝にファウルチップが直撃し、負傷交代。

それに伴い緊急出場した中で打撃では2安打、守備では井上ら4投手を好リードした。「準備もほぼなかったですけど、こういうこともあるんだなと。いつの間にか行ってましたね」。グラウンドに立ってからは相手に得点を与えず、逆転勝利に貢献した。

 「試合の流れ、リードも見ていましたので、そんなに慌てることなく入れた」と4回の守備を無失点で終えると、直後の攻撃では先頭で出番が回ってきた。「とにかくバットを振っていこう」とスタメン時と変わらぬ姿勢で打席に立ち、右前打。6回無死一塁でも右前打を放ち、笹原の逆転二塁打につなげた。攻守で集中力を研ぎ澄まし、役割を果たした。

 岸田とはともに17年ドラフトで入団。切磋琢磨し、なおかつ捕手陣全体でも結束力は高い。5月の名古屋遠征時は焼き肉店で「捕手会」を実施。小林も含めた3人で村田バッテリーチーフコーチや実松バッテリーコーチらも誘い、語り合いながら上質な肉に舌鼓を打った。

村田コーチは「(他の捕手が)活躍しても、ミスをしても、周りが盛り上げる。励まし合いながらやっている」と高め合う姿を明かす。

 橋上監督代行は「経験のある選手。バタバタすることなく井上投手をしっかり引っ張ってくれましたし、打つ方でも大きな起点になってくれた。急きょの出場でしたけど、攻守にわたって勝ち試合をつくってくれた」と賛辞を贈った。緊急時も力を存分に発揮できる背番号24の存在は頼もしく、心強い。(田中 哲)

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