J2札幌DF西野奨太(22)が主将としての初陣に臨む。札幌は25日、本拠グラウンドの宮の沢白い恋人サッカー場でJ1名古屋とプレシーズンマッチを戦う。

19日の主将就任発表後、西野にとって初の対外試合になるが「キャプテンになっても、これまでとやるべきことは変わらない」と気負いはない。2~5月のJ2・J3百年構想リーグでキャプテンマークを巻き続けた時と同様に、闘志あふれる姿でチームを引っ張っていく。

 8月8日のホーム・徳島戦から始まるリーグ戦へ、恐れずに前へ出る。名古屋戦に向け、西野は「ボールを受けてみんなでつながって守備は前から取りに行く。練習でやっていることをJ1相手でもやること」。積み上げをピッチで出すことを主目的に掲げる。

 ただし、その中でも安定だけを求めはしない。「開幕前の貴重な機会なので。収穫もある一方でエラーも絶対起きると思うが、どっちが出てもプラスなことだと。チャレンジしないことにはエラーも起きないし、収穫も得られないのだから」と強調した。安全な道を選び続けるのではなく、失敗も辞さず、J1昇格を目指す本番へとつなげる。

 個人的にも思うところのある戦いになる。

17歳でトップ昇格した2021年、札幌の指揮を執っていたのが現名古屋のペトロヴィッチ監督だった。「プロになって初めての監督なので」と思い返す指揮官の下では、ベンチ外の日々が多く、リーグ戦出場は5試合にとどまった。初対戦へ「成長した姿は見せたい。良い選手になったと思ってもらえれば」。DFリーダーとして主将に就くまでになった力を発揮し、かつての師に一目置かせる。

 5月に右肩を亜脱臼した影響で、実戦復帰となった18日のJ1神戸との練習試合は20分の出場だった。「今回はもっと長く出るので。試合勘と体力の部分は確認したいし、プレーの質のところも開幕に向けてすり合わせていかないといけない」。開幕前最後のJクラブとの戦いで、西野が完全復活への手応えをつかみにいく。(砂田 秀人)

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