大相撲名古屋場所千秋楽(26日・IGアリーナ)

 2敗で単独首位に立っていた関脇・安青錦(安治川)が、3敗で追っていた関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)に押し出されたが、3敗を守った大関・霧島(音羽山)を加えての優勝決定ともえ戦で勝ち、3場所ぶり3度目の優勝を飾った。大関から陥落して、特例で復帰を決めた場所で、賜杯を抱いたのは史上初。

 安青錦は、本割では完敗だった熱海富士に、ともえ戦では左前まわしを素早く取ると、終始低い姿勢で押し込んで勝利。霧島には左下手を取り、頭をつけ、左外掛けで相手の体勢を崩し、体を預けて連勝、栄冠をつかんだ。

 安青錦は綱取りのかかった春場所で負け越し。一転、カド番に追い込まれた夏場所前に左足首を痛め、全休。大関陥落となり、今場所は関脇で迎えていた。4日目に小結・義ノ富士(伊勢ケ浜)に敗れ初黒星としたものの、低い姿勢から技を繰り出す取り口がさえ、11日目には東前頭2枚目・豪ノ山(武隈)に勝ち、10勝目。特例での大関復帰となった。8日目に左足親指付近を痛めたが、大の里、豊昇龍の両横綱を撃破するなど休場明けとは思わせない強さを見せた。

 ウクライナ出身の安青錦は、22年2月に、ロシアのウクライナ侵攻が始まったため、相撲ができる環境を求め、同年4月に来日した。

 ◆安青錦 新大(あおにしき・あらた)本名、ヤブグシシン・ダニーロ)。2004年3月23日、ウクライナ・ビンニツァ出身。22歳。

7歳から相撲を始め、19年の世界ジュニア選手権で3位。23年秋場所、初土俵。25年春場所、初土俵からわずか9場所で新入幕。同秋場所では小結に昇進。ウクライナ出身で初の三役。同九州場所は関脇で初優勝し、大関に昇進。いずれも、年6場所制となった1958年以降では、付け出し入門を除けば史上最速。今年初場所を新大関で優勝し、2場所連続V。182センチ、142キロ。

▽以下は優勝インタビューでの主な一問一答

―安青錦関、おめでとうございます

 「やりきったなって感じです」

―大関復帰決めた場所で優勝

 「ケガしてから休場して大関陥落して。師匠と来場所は10番じゃなくて優勝めざしてがんばろうと言われたんで、すごくうれしいです」

ー来場所大関に戻ります

 「安青錦らしく、我慢強く相撲とって、また一番上の番付目指していきます」

 ◆安青錦 新大(あおにしき・あらた)本名、ヤブグシシン・ダニーロ。2004年3月23日、ウクライナ・ビンニツァ出身。

22歳。7歳から相撲を始め、19年の世界ジュニア選手権で3位。23年秋場所、初土俵。25年春場所、初土俵からわずか9場所で新入幕。同秋場所では小結に昇進。ウクライナ出身で初の三役。同九州場所は関脇で初優勝し、大関に昇進。いずれも、年6場所制となった1958年以降では、付け出し入門を除けば史上最速。今年初場所を新大関で優勝し、2場所連続V。182センチ、142キロ。

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