9月21日から落語協会の真打ちに昇進する春風亭一花(春風亭一朝門下)が2日、東京・内幸町の帝国ホテルで披露会見を行った。

 100年以上の歴史を誇る同協会で、初の女性単独抜てき真打ち。

「一人なので、いろいろとプレッシャーを感じるはずですが、なにぶんゆっくりな(性格)もので、まだ実感がわきません」と自然体を貫きながら「同じ女性の先輩たちお一人、お一人が作ってきてくださった道。バトンを次に渡せるよう、しっかり務めたいと思います」と背筋を伸ばした。

 13年5月に一朝に入門。地道に研さんを積み、3年連続本戦出場となった2025年のNHK新人落語大賞で念願の大賞に輝いた。「いろんな方の教えと背中を見せていただいて、師匠が一朝なだけに、“一朝懸命”にやってまいりました。私のモットーは伸びしろだと思っています」とし、「ドライフラワーになるまで、長く長く頑張っていこうと思います」と意気込んだ。

 真打ち昇進披露興行は、9月21日の東京・鈴本演芸場からスタートする。チケットぴあでは売り切れが続出するほど、高い注目度を誇る。手売りのチケットはまだ残っているそうで、チケットぴあでも追加発売する意向を示した。「寄席を盛り上げたい。寄席の楽屋にケータリングを用意して、なるべく師匠方がリラックスできることに重点を置きたい」と、同席した林家正蔵会長と一朝師匠を見ながら話した。

 師匠の一朝は一花について「うちで10人弟子がいますが、唯一の江戸っ子。

性格がさっぱりしていて、人に好かれる。私もうらやましいなって思っています」と評価した。一方でおちゃめな一面も告白。「抜けているところもあります。前座の頃、一花が足袋のサイズを『君、いくつ?』と聞かれたら、『(年齢が)28です』と。一同、『大きいね』って大爆笑しました」と笑って振り返った。

編集部おすすめ