関西六大学リーグの大経大が7日、大経大・茨木グラウンドで、昨年12月に亡くなった高代延博・前監督の追悼試合を行った

 毎年練習試合を行っている高代さんの母校・法大(東京六大学)を招いて実施。法大が10―3で勝利した。

試合前には献花、黙とうが行われ、娘の梶野千夏さん(44)による始球式も行われた。

 WBCで高代さんが着用した侍ジャパンのユニホームを着た千夏さんは「両校のご配慮に感謝です。父も喜んでいると思います」と笑顔も、「ずっと(涙を)こらえていました。(父はどんなにつらい時でも)泣かなかったですから。どこかで見ていると思います」と話した。

 高代さんの後任となった平川隆亮監督(43)は亡くなる2週間ほど前に病床に見舞った際に高代さんが「優勝できなくて悔しい。病に負けるのは悔しい」と語っていたことを明かし、「(選手の)みんなをかわいがっていた。私が(後任)監督を引き受けることを伝えたら、うれしそうな顔をしていました」と思い出を語った。秋季リーグ戦に向け「実戦を経験させて仕上げていきたい」と話した。

 この日、先発した最速149キロのプロ注目左腕の常深颯大(4年=明石商)は、2回まで無失点も3回に5失点。前日から全体練習が始まり、久々の登板でこの日のMAXは145キロ。「(制球の)ばらつきが多かった。

始めにしては良かったと思うけれど、法政のようなチームを抑えられないとプロでもやっていけないと思う」と気を引き締めた。高代さんからは「投球の間の使い方やけん制のタイミングを教わりました」と教えを生かして、プロ入りを目指す覚悟だ。

 法大の大島公一監督(59)はオリックスで2011年から2年間、高代さんとともにコーチを務めた。「野球を勉強させていただきました。名ノッカーであり、名ベースコーチャーでした」と思い出を語り、この日は三塁コーチャーズボックスに立ち采配をふるった。「(高代さんに)あやかって立たせてもらいました。野球は生もので偶然性が高いですね」と恩師と同じ目線に立ち、追悼した。

 春季リーグ戦は大院大は3位、法大は4位に終わった。高代さんにV奪回を報告すべく、奮闘を誓っていた。

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