◆明治安田J3リーグ▽第1節 相模原―熊本(8日・相模原ギオンスタジアム)

 J3熊本は8日、7月28日に発生した熊本地震をへて、リーグ開幕戦となるアウェー・相模原戦を迎えた。

 サポーターは試合前から「熊本の笑顔の為、負けんばい」と書かれた横断幕を掲げ、初勝利へ向けて気合十分。

熊本の選手がウォーミングアップのためピッチに登場すると、相手である相模原のサポーターから「ロアッソ熊本」のコールが送られた。これに熊本の選手たちは、スタジアムの全方向に向かって一礼し、感謝の意を示した。

 地震当日、チームは開幕に向けて練習拠点である熊本県民総合運動公園で練習中だった。幸い、練習中のチームに大きな被害はなく、クラブ事務所も棚が倒れるなどの被害にとどまり、負傷者は出なかった。しかし、クラブは選手やスタッフの家族の無事を確認することを最優先し、練習をその場で中止に。実家が震源地の近くで被災した選手もいたという。

 その後は自主練習という形で調整を続け、練習場の安全性が確認された5日から全体練習を再開した。2日に予定されていた天皇杯の熊本代表決定戦は中止となり、大会要項に基づき、熊本県代表チームとして出場することが決まった。試合前に対応した織田秀和GMは「我々のクラブ理念は『県民に元気を、子どもたちに夢を』。良い試合をして、熊本の皆さんに元気をお届けしたい」と力強く語った。スポーツを通して熊本を笑顔に染める。

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