卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 最終日(9日、横浜BUNTAI)

 女子シングルス決勝が行われ、世界ランク3位の第1シード・張本美和(木下グループ)が優勝を飾った。同5位で昨年大会覇者の陳幸同(ちん・こうどう、中国)を4―2(13-11、11-7、9-11、11-9、1-11、11-7)で下した。

チャンピオンズは3月の重慶大会に続いて2勝目。日本開催では初制覇となった。

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 張本美がホームの応援を力に躍動した。陳とは過去5度対戦し、3勝2敗。直近は2月のアジア杯で4―1で勝利している。この日は第1ゲーム(G)で10―8から3連続失点を喫したものの、追い付き、フォア側への長いサーブからバック対バックのラリーに持ち込んで得点。12―11からフォアで決めて1ゲームを先取した。

 第2Gも11―7で奪ったが、第3Gは5―10と相手にゲームポイントを握られた。それでも粘り、バックハンドのカウンターの回り込んでのフォアドライブなど強気に攻め、4連続得点。最後は失点してゲームは落としたが、第4Gにつないだ。

 第4Gは互いに声が漏れるほどの気合のこもったラリーを何度も展開。10―9、タイムアウト明けのプレーでサーブからの3球目でバックドライブを決め、ゲームカウント3―1とした。

第5Gは相手の緩急に対応しきれずに1―11で落としたが、立て直して第6Gを制した。

 昨年大会は男子で兄・智和(トヨタ自動車)が優勝した。その姿を見て、頂点への思いを強くした。準決勝後も「昨年目標としていた皆様の前でもっと試合がしたいというのをかなえられたのは良かったと思います。でも自分が目標としているのは優勝なので」と前だけを見ていた。世界ランクで日本勢トップの3位。初めて第1シードで臨んだ自国開催のWTTで、中国選手から計3勝もマーク。兄が挑む男子決勝を前に、堂々の優勝を果たした。

 両手を広げて喜びを表現した張本美は、コート上での優勝インタビュー。「今日は準決勝、決勝、2試合通して今までの中で一番良かった日かなと思います。7ゲームマッチを(1日に)2試合戦うこと自体あまり経験したことがなかったので、そこの不安もあったけど、目の前の1試合に集中して、ファンの皆さんのおかげで勝ちきることができました。これ以上の幸せはないなと思います」と歓喜に浸った。

 

 ◆優勝インタビュー一問一答

―ベストプレーが出せた?

 今日は準決勝も通して2試合通して今までの中で一番よかった日かなっていう風に思います。本当にこの7Gマッチを2試合戦うこと自体、自分はあまり経験したことがなかったので不安もあったんですけど、目の前の1試合に集中してっていう気持ちで準決勝も挑んで、そしてこの決勝も本当に今日はファンの皆さまの応援のおかげで勝ちきることができました。本当にありがとうございました。

―日本で優勝して特別に感じる?

 昨年ここで負けてから必ず来年は1試合でも多く皆さまの前でプレーがしたいっていうのを目標に今大会挑みました。まさか優勝できるとは思ってなかったんですけど、地元の日本で開催される大会で優勝するこっていうのは自分の中ですごく大きな意味があるかなって思いますし、いつも応援してくださってる皆さまの前でこうやって優勝を届けることができて、これ以上の幸せはないなって思います。

―この後は男子の決勝が行われる。兄の優勝の可能性もある。

 もちろんお兄ちゃんと一緒に優勝したいっていう気持ちはありますけど、それを実現させるためには自分が頑張らないとできないことだと思うので、まずは自分が優勝できたのは良かったんですけど、でも何も考えずにプレーしていただきたいですし、この後自分も全力で応援したいです。

 ◆WTTチャンピオンズ 世界ランク上位32人およびWTT(国際卓球連盟の子会社)指名選手らがトーナメント形式で争うシングルスの国際大会。日本開催は25年が初。1、2回戦は5ゲーム、準々決勝からは7ゲームマッチ。WTT主催シリーズの格付けは3番目で、賞金総額50万ドル(約7900万円)、優勝賞金4万ドル(約632万円)。

22年7月に初開催され、今年は6大会開催。

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