幼年から社会人までの幅広い世代を対象とした女子相撲の祭典「Japan Venus Sumo Festival」が11日、東京・立川市のアリーナ立川立飛で開催された。昨年に引き続き開催された「第13回全国学生女子相撲選手権大会」には、大相撲の関脇・熱海富士(伊勢ケ浜)の妹で、金沢学院大3年の武井陽奈(ひな)が出場した。

 武井は個人戦で、これまでよりも階級を上げた65キロ未満級にエントリー。勝てば優勝の一番では前傾姿勢で左前みつを引く得意の形で攻め込んだが、土俵際で相手の下手投げに屈し、準優勝に終わった。「稽古でやってることを出せるようにと考えて、最後もいい形になれたが、押し切れなくて悔しい」と振り返った。それでも「稽古の相撲が(大会でも)取れるようになってきた。正直65キロ未満は圧力がみんな強いので、戦えて良かった」と前を向いた。さらに団体戦にも出場し、チームの2位にも貢献した。

 大相撲で活躍する兄の熱海富士は先場所12勝を挙げて、優勝決定戦に進んだ。千秋楽は会場で直接声援を送っていたといい、「本当に活躍はうれしい。お兄ちゃんは誰とやる時も自分の相撲を取る。相手がこうくるからなどは気にしないで、自分の相撲を取ろうと思っている。そういう部分をまねして、自分も今回は臨めた」と話した。秋場所(9月13日初日、両国国技館)で大関昇進に挑む兄へ向けて「熱海富士らしい相撲で勝ってほしい。

2ケタ勝ってほしい」とエールを送った。

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