大相撲の東前頭4枚目・大栄翔(32)=追手風=が11日、“ウルフ流トレ”で大関昇進に再び挑む決意を示した。仙台市の夏巡業で、審判部として巡業に帯同する君ケ浜親方(元関脇・隠岐の海)から助言を受け、土俵周りで連続50回の腕立て伏せに挑戦。

「若い時はできたけど、最後きつくてできなかった。昔とは体が違う」と痛感し、今後も筋持久力を鍛えるトレーニングに取り組む考えを示した。

 提案した君ケ浜親方は、筋肉質の体で「ウルフ」の愛称で親しまれた名横綱・千代の富士さんの姿にヒントを得たと明かした。「稽古後にベンチプレスを70回ぐらいやっていたというのを聞いて、筋持久力がすごかったのでは」と推測。以前から気にかける大栄翔に「違う刺激になれば」と声をかけたという。同親方に4月の春巡業では四股の指導を受けた大栄翔も「3年先の稽古と言われるが、3か月先の名古屋場所で10勝5敗だった」と感謝。今回の提案にも意欲的だった。

 3年前に大関取りに挑戦した32歳は「現役でいる以上は常に上を目指すと決めている」と力を込める。秋場所は7場所ぶりの三役返り咲きが確実。新たな刺激を加え、大関昇進の起点づくりを目指す。(林 直史)

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