4人組バンド「爆風スランプ」が11日、35年ぶりとなる日本武道館公演「歌え、大きな玉ねぎの下で」を開催した。会場には約8000人が集まり、全24曲を披露。

同所の屋根の上にある擬宝珠(ぎぼし)を玉ねぎに見立てたバンドの代表曲「大きな玉ねぎの下で」を1曲目とラストに歌うなど、約2時間半にわたってファンを魅了した。

 万感の思いで、大きな玉ねぎの下へ戻ってきた。自らへ、そしてファンへ向けてサンプラザ中野くん(65)は「おかえり! ただいま! おめでとう!」と声を張り上げ、「35年ぶりのご帰宅でございます。長い間、留守にしてすまなかった」とあいさつ。最初の同曲の歌唱後には、10秒近く深々と頭を下げて客席から送られる拍手を受け止めた。

 平均年齢66歳と思えぬパワフルなロック。「Runner」など往年の名曲から、2024年リリースの「IKIGAI」など新しいナンバーも目いっぱい響かせた。かつて、メンバーが靴をくわえるパフォーマンスが恒例だった「ほら、アホになる」では、事前に配られたスリッパを観客がくわえてヘッドバンギングする斬新な演出も見せた。

 スペシャルゲストも記念すべき一夜を盛り上げた。1987年に同バンドから「東の島にブタがいた Vol.2」の提供を受けた小泉今日子(60)は、開演時のオープニングナレーションをサプライズで担当。91年リリースの「東京ラテン系セニョリータ」で振り付けを担当したラッキィ池田(66)や、今年5月にコラボ曲「よしおと爆風の、ええじゃないか盆踊り~武道館で編」をリリースした小島よしお(45)はステージに登場して花を添えた。

 デビュー40周年を迎えた2024年に再集結した4人。

中野くんは「やり始めて2年でこんなに集まってくれて感謝です」とかみ締めながら「今日をもちまして爆風スランプは…終わらないんです!」とシャウトした。この日の景色を胸に、さらなる爆風を吹かせる。

 〇…公演中には来年9月から全国5都市を巡るZeppツアーを開催することを発表した。中野くんは「まだまだ日本と世界をびっくりさせたい」と宣言。2027年も精力的に活動を続けていくつもりだ。

編集部おすすめ