◆米大リーグ ドジャース―ロイヤルズ(12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が12日(日本時間13日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「1番・DH」で先発出場し、1点を追う3回1死二塁の好機に6戦ぶり27号となる逆転2ランを放った。

 “変わらない吸引力”が引き寄せた。

大谷の本塁打ボールをキャッチしたアイバン・ミランダさん(27)はこの日、彼女と観戦に訪れていた。ダイソン社勤務で、まさに吸い込まれるようにミランダさんの元に打球が飛んでいった。「僕たちに向かってボールが真っすぐ飛んでくるのが見えた。彼女は脇によけ、『来た、飛んでくる!』と言ったんだ。僕はボールをつかもうとしたが、指から少し滑り落ちた。ボールは下へ落ち、僕たちの飲み物に当たったんだ。でも落ちる途中で、僕は何とかそれをひっつかむことができた。アドレナリンが出て、周囲のすべてが動いているような狂気的な瞬間だった」。彼女とは初観戦だといい、「あの席には30回以上来ているんだけど、彼女と一緒に見に来たのが初めて。もう彼女が女神なんだ!」と興奮気味に振り返った。

 大谷は3回1死二塁の2打席目、初球の真ん中高めのシンカーを完璧に捉えると、左中間スタンドに放り込んだ。打球速度109・5マイル(約176・2キロ)、角度34度で発射された当たりは飛距離397フィート(約121メートル)で着弾した。

チーム121試合目での一発で、シーズン換算36・2発ペース。衝撃アーチに本拠地は熱狂の渦に包まれた。ミランダさんは「この大谷翔平のボールは僕たちが手に入れられた中で最高の偉業だよ。公式証明をつけてもらいたい。このボールは絶対に売らない。誰も僕から買うことはできないぞ! これは僕のため、僕だけのものだ!」と自慢げにボールを掲げた。

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