◆JERAセ・リーグ DeNA1―0巨人(19日・横浜)

 完璧に立て直した。巨人・井上には一定の納得感があった。

2死二塁を背負うも、最後は代打・松尾をフォークで右飛。7回109球で1失点と力投した。打線の援護なく7敗目、対DeNAの連勝も9で止まったが「粘り強く投げられたので。すごい良かったかな」と落ち込む様子はなかった。

 失点は初回のみ。2死から四球を与え、初対決のエンカーナシオンに適時二塁打を許した。「いつもだったら1点取られてズルズルと試合を壊してしまいがち」だが、この日は違った。切り替えを意識して以降を無四球8奪三振。2回途中から12者連続アウトと安定した。直球も7回に最速タイ151キロを計測。「全然次の回もいけた」と自慢のスタミナで粘った。勝率10割だったハマスタで通算11戦目にして初黒星。

それでも防御率を2・21から2・17へ良化させた。

 2度の最多勝を誇る東とプロ初の投げ合い。ハイレベルな投手戦を繰り広げた。先に降板しないと誓う中で相手左腕は7回無四球0封。三振数こそ上回ったが「テンポもすごい良かったなと。ゴロを打たせたりピンチで粘り強く投げる姿。『これが勝つピッチャーなんだな』と思いました」。この経験を必ず生かす。

 5回8安打4失点の12日・阪神戦から中6日で修正。悔しい1敗だが「点を取られることは絶対ある。後の回を切り替えて投げることができた」。今季8度目のハイクオリティースタート(7回以上自責2以下)。

視線を次の11勝目に向けた。(堀内 啓太)

編集部おすすめ