◆第55回英インターナショナルステークス・G1(日本時間8月19日、ヨーク競馬場・芝2050メートル、良)

 イギリスを代表する中距離レースが8頭立てで行われ、ウィリアム・ビュイック騎手が騎乗したオンブズマン(牡5歳、英国J&Tゴスデン厩舎、父ナイトオブサンダー)は、断然の1番人気に応えられず4着に敗れる波乱の決着となった。レースは最後方から進め、最後の直線で内から脚を伸ばしたが、ゴール前で失速。

勝ち馬のアイテムからは4馬身3/4差も離された完敗だった。3歳代表のコンスティテューションリバー(3着)との2強対決として注目されていたが、共倒れとなった。

 オンブズマンは前走のプリンスオブウェールズSで連覇を達成し、4度目のG1制覇。ダリズ(3着)、ミニーホーク(2着)という昨年の凱旋門賞1、2着馬をねじ伏せて4馬身差をつける完勝が評価され、今年の「ロンジンワールドベストレースホースランキング」では131ポンドで世界最強スプリンターのカーインライジングと並んでトップタイに立っていた。昨年の英インターナショナルSで3馬身半差の圧勝をしていたが、デビューから13戦目で初めて連対を外す4着に沈んだ。

 コリン・キーン騎手が騎乗したアイテム(牡3歳、英国・アンドリュー・ボールディング厩舎、父フランケル)が、ゴール前で差し切ってG1初勝利を飾った。前走のヨークS・G2に続く連勝で、重賞は3勝目。勝ちタイムは2分8秒44。英国のアルマカム(キーラン・シューマーク騎手)が、最後に差されて頭差の2着。そこから3馬身半後方の3着が、2番人気の愛国のコンスティテューションリバー(ライアン・ムーア騎手)。最後の直線で外の2頭に伸び負ける形となり、仏ダービー、エクリプスSとG1を連覇して臨んだが、5連勝でストップした。

 英インターナショナルSは総賞金が150万ポンド(約3億1657円=2026年フランスギャロのレートから計算)で、1着賞金が85万650ポンド(約1億7953万円)。

これまで日本調教馬は4頭が出走し、最高着順は2005年のゼンノロブロイ(武豊騎手)の2着。なお、今年、当レースのJRA海外馬券発売は行われていない。

編集部おすすめ