パ・リーグ 西武3―1日本ハム(25日・ベルーナドーム)

 西武・平良海馬投手(26)が、7回105球を投げて6安打無失点、9奪三振の好投で11勝を挙げた23年以来2度目となる2ケタ勝利を挙げた。防御率は1・46となって規定投球回にも届き、リーグトップに浮上した。

首位ソフトバンクとのゲーム差は5・5で変わらなかったが、3位日本ハムとは4ゲーム差となった。

 21年東京五輪日本代表でチームメートだった伊藤大海投手(28)との投げ合い。初回は1死で清宮幸から空振り三振を奪うなど、たった7球で3者凡退。2回も2者連続三振を奪って9球で片付け、2回終了時点で投球数はわずか「16」でまとめた。3回は、2死走者なしから田宮に中前安打を浴びて初めて走者を背負うと、奈良間のゴロを三塁手の渡部が失策。2死一、三塁とピンチを迎えたが、清宮幸に159キロを3球投じるなどギアを上げ、三ゴロに打ち取って切り抜けた。

 4回は3番・レイエスからのクリーンアップとの対戦だったが、2三振を奪うなど、14球で3者凡退。5回は先頭の大塚、続く水谷に連打を浴びて無死二、三塁のピンチを迎えた。浅間の右直で三塁走者の大塚がスタートを切ったが、右翼手のカナリオが好返球でタッチアウト。際どいタイミングで日本ハムの新庄監督はリクエストしたが、判定は覆らず、無失点で踏ん張った。すると5回裏には仲田の適時三塁打で待望の先取点が入った。

 1点リードとなった6回は2死一、二塁とピンチを迎えたが、一気にギアを上げた平良。

85球目だった有薗への初球でこの日最速の160キロを計測すると、85~90球目の6球のうち5球で160キロをマークして有薗から見逃し三振を奪って本拠地を沸かせた。6回裏には6番岸からの3連打で1死満塁のチャンスを作ると、再び仲田が左犠飛。今季打点0だった伏兵の2打席連続打点でリードを広げた。7回も無死一、二塁のピンチを迎えたが、奈良間から159キロで空振り三振を奪って無失点での降板となった。

 19年にリリーフとしてデビューした平良。20、22年にはリーグ最多登板を果たし、22年にはリーグ最多ホールドもつかんだが、先発転向への思いを持ち続け、23年には先発に転向して11勝。24年途中に再びリリーフに戻り、25年には最多セーブにも輝いた。今季は先発に再転向すると、開幕からローテの中心としてフル回転し、レギュラーシーズン26試合を残しながら2ケタ勝利に到達した。

 2点リードの8回は、ウィンゲンターが登板。先頭の清宮幸にソロを浴びて1点差に迫られると、その後も2四球などで1死満塁のピンチを迎えた。それでも水谷、浅間から2者連続の空振り三振を奪ってリードを守った。

 8回裏には仲田が再び適時三塁打。

プロ通算3打点だった男が、1試合3打点の大暴れの活躍を見せ、逃げ切った。

 ◆平良のこれまで

 ▽19年 高卒2年目の7月にリリーフで1軍デビューし、すべて救援で26試合に登板。オフには先発転向の思いがあることを直訴。

 ▽20年 リーグ最多54試合に登板し、33ホールドで防御率1・87。

 ▽21年 自己最多62試合に登板して20セーブで防御率0・90。東京五輪にも出場。

 ▽22年 リーグ最多61試合に登板してリーグ最多34ホールドで、防御率は1・56。シーズン終了後の契約更改で先発転向を直訴するも認められず保留。最終的に転向が認められ、23年3月のWBCも出場せず。

 ▽23年 先発に転向。プロ初先発など23登板すべて先発で11勝7敗、防御率2・40。

 ▽24年 開幕ローテ入りしたが、故障もあってシーズン途中から救援に転向。

22試合に登板して先発は5試合のみ。

 ▽25年 西口監督就任1年目は抑えとなり、54登板で31セーブを挙げてセーブ王に輝く。

 ▽26年 再び先発に転向。開幕前には左ふくらはぎ肉離れでWBC出場を辞退したが、ローテの中心としてフル回転。

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