今年1月の第102回箱根駅伝で3年連続9度目の優勝を果たし、来年1月の第103回大会で節目の10度目の優勝を目指す青学大の選抜メンバー(選手26人、スタッフ3人)が26日、羽田空港からオーストリア合宿へ出発。今季からチームスポンサーとなったレッドブルの本社があるオーストリア・ザルツブルクの最新鋭のトレーニング施設で約2週間、練習を積む。

 青学大駅伝チームとしては初の海外合宿。以前、原晋監督(59)は、長い移動時間が必要となる海外合宿に懐疑的だった。ただ、原監督の信条は「現状維持は後退」。進化するために新たな強化策としてオーストリア合宿を敢行する。主将の中村海斗(4年)も「チームとして新しいことに挑戦します。青学大駅伝チームは守りに入らず、攻めます」と表情を引き締めて話した。

 中村は競技者として大事な合宿に向けて気を引き締めているが、ひとりの大学生として異文化に触れることに興味も持っている。「実は海外に行くのは初めて。楽しみです。今回のオーストリア合宿のためにパスポートを取得しました」と笑顔を見せた。

 6月に右足首を骨折し、リハビリ中の原監督は帯同しない。代わりに選手を引率、指導する下田裕太コーチ(30)は「距離を踏みながら、スピードを上げていきます。

レッドブルの施設で最先端のトレーニングを学び、実践したいと思います」と意欲的に話した。

 2日から19日まで長野・菅平高原で1次合宿を行った後、24日まで夏の帰省期間。選手はつかの間のオフでリフレッシュしつつ自主的に練習を行った。「昨日(25日)、集合してポイント練習を行いましたが、帰省期間中もみんながしっかりとコンディションを整えていました」と中村主将は手応えを明かす。

 例年は、この時期は岐阜の御岳高原で合宿を行っているが、今年は初の試みで海を渡った。オーストリア合宿の成否は、駅伝シーズンで表れる。

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