スポーツ報知評論家の高木豊氏が、自身のYouTubeを更新し、混戦となっているセ・リーグの3位争いについて触れ、1日の試合前時点で4位のヤクルトについて語った。

 シーズン序盤は首位争いを演じながらも、7月、8月の月間順位がともに6位となるなど、シーズン中盤から苦しんでいるヤクルト。

開幕当初は、打撃面ではバントをせずにつなぎ、投手陣については7回から9回にかけて救援陣が圧倒し、「キハダや星がいて、7回はいい状態の選手が投げて点が取られなかった」。その後、打撃の主軸であるオスナ、サンタナの不調なども影響し、山野や松本健ら先発投手の勝ち星が急速に止まり、「勝てていた柱で勝てなくなったのが苦しんでいる要因の1つ」とした。

 シーズン終盤となった現在、送りバントやセーフティーバント、進塁打など、「ここからはある程度細かいところも必要になる」とコメント。池山監督について「きっぷがいい思い切った采配をしている」と評価しながらも、「そこにちょっと細かいねちっこさが入るといいかな」とアドバイス。サンタナが常に出られる状態ではなく、山田が4番を務める現状となっているが「本来だったら4番は少しきつい」「足の状態が良くなくてあまり走れていない。そういう人が4番に入るのはきつい」と、ベテラン野手を軸に置く打線の苦しさについて言及しつつ、「技術があるから打つ。それは見事」と山田の技術を褒めたたえた。

 また、岩田がバントサインのなか三振した例や、セーフティースクイズがファウルとなった例を挙げ、「そういうことを的確に決めないとサインを出せない」と、首脳陣側の意見もコメントした高木氏。「練習の時からそういう意識を持たして、これからこういうことが大事だっていう意識を持たせたら俺はできるようになると思う」と改善できる点だとしたうえで、つなぐ野球をするヤクルト打線について「本来それをやらないとプロ野球の世界で生きていけないスタメンの選手が多い」「しっかり振れる打者やつなごうと思ったらつなげる打者が多い」と語った。

 救援陣については不安のコメントも寄せた。シーズン序盤は守護神として君臨したキハダが2軍調整からようやく復帰し、「リランソもそこまで制球がいいわけでもない」「清水も終盤になって余裕がなくなってきている」と、7回以降の投手が絶対的ではないことについて触れ、「本当は山野と奥川は絶対負けてはいけない」「この2人は絶対に勝たせないといけない投手」と、主力投手が勝ち星を積み上げられない現状を危惧した。

 野手陣の編成についても再度言及し、宮本について「代打でいてくれると助かる打者。

これはしょうがない」とし、サンタナについても「(スタメンで)いけないことはないけど、代打で出てくると嫌だよな」とベンチワークの難しさについて語った。

編集部おすすめ