◆JERAセ・リーグ 巨人4x―3DeNA(1日・京セラドーム大阪)

 巨人が京セラドームでの主催試合でDeNAにサヨナラ勝利。連敗を3で止めた。

9回1死二、三塁、石塚裕惺内野手がプロ初のサヨナラを演出する右犠飛で連敗を3で止め再び貯金10とした。左太もも裏の肉離れから復帰した戸郷翔征投手が5回5安打3失点で降板。リリーフ陣でつなぎ、同点の9回に劇的なフィナーレを飾った。

 巨人が甲子園でのうっぷんを晴らした。同点の9回、京セラドームでサヨナラ勝ちを収めた。首位・阪神に3連敗を喫してから2日後、同じ関西圏で勝利を飾り、再スタートを切った。

 「諦めたら終わりだと思うので」―。そんな言葉を残し、戸郷が1軍マウンドに帰ってきた。角度のある直球が、糸を引くようにミットに突き刺さった。7月7日に左太もも裏の肉離れで戦列を離れ、約2か月での復帰だ。初回から150キロ台を連発。エンカーナシオンには自身最速タイとなる154キロもたたき出した。

主審の「ストライク・ボール」の判定に戸惑いながらの2四球と、味方のエラーも重なって1点を先制されたが、表情を変えずに淡々と投げ込んだ。

 8月26日のファームリーグ戦で実戦復帰し、4回61球で終えた。リハビリ期間のトレーニング効果ですべての球に精度が増し、映像でチェックした1軍首脳陣を驚かせた。本人と相談した上で、本来より1週早めての1軍復帰。首位・阪神に4・5ゲーム差と離された状況も、責任を一身に背負った。

 味方打線が初回に2点を奪って逆転。浦田、松本の連打から、3番・丸の左前適時打という電光石火の攻撃だった。戸郷は2回に1点を失って同点とされるも、3、4回と無失点。相手の送りバントを併殺に変える好フィールディングも見せた。リズムに乗りかけた5回、先頭の度会に勝ち越しソロを被弾。スライダーが甘く入った。5回を投げ終えて92球。

早期復帰だけに大事を取り、この回限りで降板。その裏、戸郷の代打・中山の中前タイムリーで試合を振り出しに戻した。戸郷は5回5安打3失点でリリーフ陣に託した。

 6回を森田、7回は中川がバトンを受けた。強力な中継ぎ陣が粘り、最後は劇的なサヨナラ勝利を収めた。首位との差は開いた現状も、一戦必勝に変わりはない。戸郷が言うように、巨人は「諦めない」―。

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