バレーボール男子日本代表が3日、アジア選手権(4日開幕)の会場、福岡・北九州市立総合体育館での公式練習で最終調整した。優勝で28年ロサンゼルス五輪の出場権を最短で獲得できる大勝負。

2日に25歳を迎えたエースの高橋藍(ルブリン)が練習後に取材に応じ、25歳初タイトルで3大会連続の五輪へ導く覚悟を示した。首痛が心配された石川祐希(30)=ジラート=も万全な仕上がりを見せた。

 25歳を迎えたエース・藍は、冷静に頂点を見つめた。ホームでの2連覇でロス五輪の出場権を決める大一番。団体球技では一番乗りとなる五輪切符獲得が懸かる。「優勝して五輪切符を獲得するためにやってきた。ただ、難しい展開になるのは間違いない。(重圧の)雰囲気にのみ込まれないように。先を見るのではなく、目の前の1勝にこだわる」と、落ち着いた口調で決意を口にした。

 1日に福岡入りし、石川主将の声かけでチームミーティングで決起した。石川の「ここで必ず出場権を獲得する」と覚悟を聞き、藍も「気持ちをつくっていく。明日(4日)のオマーン戦から全力を出す」と誓った。

この日は初めての会場で調整し、剛速球サーブでサービスエースを奪い、両腕でガッツポーズ。石川のパスから藍がスパイクを決めて「グー」を作り合うなど、順調な調整を見せた。

 “大人”なバレーボールに挑戦だ。誕生日の2日は宿舎でケーキとともにチームメートから祝福された。リベロの小川には「5秒ごとに『おめでとう』と言われて。しつこいぐらい祝ってくれた」と笑顔で振り返った。チーム最年少18歳で代表に初選出されて約7年。「30歳に近づいてきた」とアラサーに片足を踏み入れた実感があるといい、20代前半は「勢いだけでやってきた」というが、技術を突き詰め、冷静に戦う成長した姿を見せる決意だ。

 パリ五輪前年の23年五輪予選も経験しており“一戦必勝”を掲げた藍。「25歳も挑戦し続けたい。常に強くなることを求める」と幕開けの大一番に思いをぶつける。(宮下 京香)

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 主将の石川がエンジン全開だ。

この日の実戦形式でサーブレシーブから体勢を立て直し、3枚ブロックをもいとわず、強烈なスパイクを決めた。7月に発症した首痛は癒え、「コンディションは非常に良い。ここで優勝するためにやってきたので、パフォーマンスを出すこと」と、3大会連続の五輪切符取りに決意した。8月には妹の真佑(26)が主将を務める女子代表がアジア選手権3位で五輪切符を逃した。「女子は出場権を逃している。僕たちにもあり得る」と危機感を口にし、「ランクや相手は関係ない。僕たちがやってきたことを出す」と冷静に戦う決意を示した。

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