アルカラス、第1セットの不調を払拭し怒涛の8ゲーム連取で試合を制圧


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)の男子シングルス2回戦が現地9月2日に行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が、ジャイム・ファリア(ポルトガル/同72位)を4-6, 6-0, 6-3, 6-2で下し、3回戦進出を果たした。

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4月中旬に右手首を痛めて以降、約4か月間にわたる戦線離脱を余儀なくされていたアルカラスにとって、今大会は復帰後初の大会。
初戦では、ウィンブルドンでアンドレイ・ルブレフやジョアン・フォンセカ(ブラジル)を破った難敵のロマン・サフィウリンを6-4, 6-4, 6-4で破り、2回戦に進んだ。

この日は、前哨戦のATPマスターズ1000シンシナティでベスト16に入っているファリアと対戦。第1セットでは、3-3の場面でブレークを許し、そのまま4-6で先取された。

しかし第2セット以降は怒涛の巻き返しを見せ、8ゲーム連取を含めてファリアのサービスゲームを5回連続で破るなど試合を支配した。最終的に43本のウィナーを奪い、ファーストサーブで72%、セカンドサーブでのポイント獲得率も70%を記録して、2時間40分で勝利を収めた。

第1セットを落とした直後の展開について、アルカラスはナイトセッション特有の環境や自身の精神面を振り返り、「ナイトセッションは昼とは全く違う世界だ。ボールが大きくなり、動かすのが難しくなる。第1セットではブレークポイントを取れなかった後、ポイントを早く終わらせようとしてしまったのが間違いだった。もっと忍耐強く、3、4、5球とラリーを組み立ててから攻める必要があった。第2セットで早期にブレークできたことで落ち着きを取り戻し、思考をクリアにできた」と説明した。

また、長期間の離脱を経ても精度を保っているフォアハンドのフィーリングに関して問われると、「もちろん練習と実戦の差を感じるものだが、練習中も試合中も手首の心配をすることなく、自由にフォアハンドを打てている。コートに立ったら毎回攻めなければいけないし、怪我の前と同じように打つだけだ。
怖がる理由は何もない」と自信をのぞかせた。

会見では、ハードスケジュールが懸念されるツアー日程と今回の離脱期間の関係性にも話が及んだ。

4か月の休養によるフレッシュさについて問われたアルカラスは、「怪我による休養は望んだものではないが、カレンダーが非常に過密である以上、将来的にはいくつかの大会を見送って1~2か月のまとまった休みを取ることになるだろう。ATPが義務付けるすべての大会に出場すれば年間40週も戦うことになり、それは不可能だ。実際、多くの選手が怪我をしたり疲労困憊になったりしており、何らかの対策が講じられない限り、この傾向は増えていくだろう」と懸念を示している。

アルカラスは2022年大会でグランドスラム初優勝を果たし、2025年大会でもタイトルを獲得している。今大会では、2004年から2008年にかけて5連覇を達成したロジャー・フェデラー(スイス)以来となる全米オープン男子シングルスでの「連覇」を目指している。

3回戦でアルカラスは、ジェームズ・ダックワース(オーストラリア/同71位)を7-5, 6-3, 6-1で破ったウー・イービン(中国/同113位)と対戦する。両者の対戦成績はアルカラスの1勝0敗で、過去唯一の対戦となった2024年のATPマスターズ1000上海3回戦では7-6(5), 6-3でアルカラスが勝利している。
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