トッテナムに移籍したマテウス・フェルナンデス photo/Getty Images
プレミア内でのステップアップは年々増えている
W杯が行われている裏で、各クラブは新シーズンに向け、移籍市場で積極的な動きを見せている。特に資金力のあるプレミアリーグは今夏も移籍市場の主役であり、マンチェスター・シティはエリオット・アンダーソンを、トッテナムはマテウス・フェルナンデスといったMFの有望株を獲得している。
『The Athletic』では前述した2件のようなステップアップに注目。中堅クラブからビッグクラブにステップアップする際に必要な能力はどのようなものなのか、プレミアリーグのクラブで勤務経験のあるベテランスカウトに匿名を条件に話を聞いた。
「ファン・ダイクがオランダ時代に発揮した強みはスコットランドでも同じだった。その後サウサンプトンとリヴァプールでもそれを発展させ、成功を収めた。サディオ・マネも同様で、彼のプレッシング、トランジション、フィニッシュワークはその強みを生かせるチームであれば、どこでも通用していた。特定の強みは『どのレベルでも通用する』と分かるんだ」
別のプレミアリーグクラブで勤務経験のあるコーチは「今のレベルで圧倒的な数字を残すよりも、次のレベルで生かせる資質を持っているかどうかを見ている」と語った。
彼らのようにすぐにビッグクラブに適応する選手もいるが、そうでない選手もいる。ここで挙げられたのはマンチェスター・シティのジャック・グリーリッシュと、アストン・ヴィラのロス・バークリー。
ともに10代の頃から過ごしたクラブを飛び出し、ビッグクラブにステップアップしたが、その後は同様の苦労があった。
「チェルシーではベンチに座るという苦い経験をした。子どもの頃から今までベンチに座ったことは1度もなかった。19歳でエヴァートンでレギュラーだったんだ。
アンダーソンとフェルナンデスはそれぞれMFの即戦力としてチームに迎えられることになる。シティはベルナルド・シウバが退団したことで、MFの枠が1つ空いた。もちろん、ニコ・ゴンザレス、マテオ・コヴァチッチ、タイアニ・ラインデルスといった既存戦力とのポジション争いが待っているが、彼らはどちらの道に進むことになるのだろうか。

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