ベスト16で姿を消すことになったポルトガルのロナウド photo/Getty Images
もっと違うプレイスタイルの選手になれたかもしれない
ベテランと呼べる30代後半になっても活躍できている選手は、年齢を重ねていく中でプレイスタイルを微調整している者がほとんどだ。39歳の今も違いを生み出すアルゼンチン代表FWリオネル・メッシもそうで、年齢を重ねるごとにチャンスメイカーとしての色が強くなった。
その点、メッシと長らく世界最高の座を争ってきたクリスティアーノ・ロナウドは『ゴールマシーン』に特化しすぎたのかもしれない。
41歳のロナウドは今夏6度目となる2026W杯に挑んだが、ポルトガル代表はベスト16でスペイン代表に敗れた。ロナウドはこのゲームもフル出場したが、目立った活躍は残せていない。
英『Sky Sport』は寂しい数字として、ロナウドが大会を通してチャンスメイクが1回しか記録していない点を挙げている。
「数字はロナウドがチームの助けになるどころか、足枷になってしまったことを裏付けている。かつて世界最高のFWの1人とされたロナウドだが、創造性の欠如を示す夏になってしまった。彼は大会を通して17本のシュートを放った一方、チームメイトへのチャンスメイクはたったの1度だけだった。5試合を通して期待アシスト値(xA)が僅か0.01回だったことは、ロナウドがエリートレベルから完全に離れてしまったことを示している」
「ムバッペ、メッシ、ハーランド、ケインといった選手は、ゴールスコアラーであると同時にチャンスメイク能力も持ち合わせているということだ」
ハーランドに関してはそこまでチャンスメイクに絡まないが、ケインやメッシは中盤まで下がってボールを散らす役割もこなす。ロナウドも本来は高いパス精度を誇る選手だけに、そうした部分を磨いても良かったのかもしれない。年齢を重ねるごとにペナルティエリアで勝負するゴールマシーンとしての色が濃くなってしまい、ゴールのみに特化したアタッカーになったとも言える。

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