代表監督に求められる要素とは アンチェロッティ、トゥヘルらク...の画像はこちら >>

W杯を制したスペイン代表監督デ・ラ・フエンテ photo/Getty Images

世代別代表での監督経験が重要に?

代表チームの監督に求められる最大の素質は何なのだろうか。

2026W杯決勝のカードはスペイン代表VSアルゼンチン代表となったが、両チームの監督とも自国の人間だ。

スペインはルイス・デ・ラ・フエンテ、アルゼンチンはリオネル・スカローニで、スカローニは前回大会でチームをW杯制覇へ導いている。

その一方で、クラブシーンで結果を出してきたブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ、ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン、イングランド代表のトーマス・トゥヘルらは厳しい評価を受けることになった。

クラブシーンでの経歴を比較すれば、デ・ラ・フエンテとスカローニよりもアンチェロッティら上記3名の方が上だ。しかし、クラブでの派手な経歴は代表監督の仕事に一切関係がないのかもしれない。

『Forbes』は、集まれる機会が限られる代表監督の仕事には特別な難しさがあると分析する。

「クラブで結果を出してきたいわゆるスーパーコーチたちは、選手たちをコントロールし、長い時間接することに慣れている。徹底的に戦術を叩き込み、選手たちとも親睦を深めていく。そうした環境から、選手と会える機会が限られる代表チームの仕事へ移行するのは適応が難しい」

「例えばイングランドのトゥヘルはW杯前の親善試合だったウルグアイ、日本とのゲームを連携や戦術の構築に使うのではなく、控え選手を試すことに使った。結果的には、大会期間中にベストな組み合わせを見つける作業をしなければならなくなった。ドイツのナーゲルスマンはプランAが機能しなくなった時、パラグアイの守備を崩す術を持っていなかった」

「クラブでは試合までに一定の時間があるが、W杯は容赦なく一発勝負の戦いが続く。結局、経験に勝るものはないのだろう。スカローニとデ・ラ・フエンテの場合は、世代別代表の仕事を経験している。
そうした経験が代表監督としてのアプローチを形作ることになり、何が効果的なのか学ぶ機会となるのだろう」

クラブでの経歴が代表チームでの成功を保証するとは限らない。今大会はアンチェロッティやトゥヘルの参戦が注目を集めたが、代表監督の場合はまた異なるアプローチが求められるのだろう。

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