スペイン代表の優勝でまた“ポゼッションサッカー”に注目集まる...の画像はこちら >>

2026W杯を制したスペイン代表 photo/Getty Images

やはりポゼッションは決まれば効果的

EURO2008、2010W杯、EURO2012とメジャートーナメント3連覇を果たした当時のスペイン代表の影響もあり、一時は世界的にポゼッションサッカーを目指そうとの動きが強まった。

ただ、スペインはその後の国際大会で失速。

2014W杯はグループステージで敗れ、2018、2022年大会はベスト16敗退に終わっている。

その間に世界ではダイレクトなスタイルが流行し、ポゼッション率にこだわる風潮は消えつつあった。しかし、2026W杯では再びスペインがポゼッションを軸に世界を支配することに。攻撃からボール回収までが非常にスムーズで、フランスやアルゼンチンといった強豪でも今回のスペインには手も足も出なかった。

英『Sky Sport』は今後のサッカー界のトレンドがどうなっていくのかと注目しているが、スペインのようにボールを保持してゲームをコントロールする力を養うべきなのは間違いないだろう。

元イングランド代表の解説者ガリー・ネビル氏は、W杯のような短期決戦でこそゲームを自分たちでコントロールする力が活きてくると大会を総括している。

「スペインは最高のチームワーク、最高のプレイシステムを備えている。それは今回のような猛暑の過密日程でこそ顕著に表れる。テクニック面、戦術面で彼らは傑出している。このW杯はポゼッションが勝敗を分けたのだ。世界ではダイレクトなサッカーが流行し、そろそろスタイルが変わるかと思われた時に、再びスペインのスタイルが出てきた。今回はスペイン流が勝ったのだ」

今大会のスペインは全試合ポゼッション率で相手を上回っている。
決勝のアルゼンチン戦も65%と高い保持率を記録していて、アルゼンチンはなかなかボールを奪えなかった。

チーム毎の相性もあるだろうが、ベスト16で戦ったポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウド、準決勝で戦ったフランス代表FWキリアン・ムバッペ、決勝のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと、前線からの守備に走ることを好まない選手がいるチームではスペインのポゼッションを抑えるのは難しい。

また2030年大会では流行のスタイルが変わっているかもしれないが、各国はスペインの優勝から何を感じるのか。


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