優勝はククレジャのおかげ? スペイン代表の大先輩が後輩に託し...の画像はこちら >>

北中米W杯で全8試合にフル出場したククレジャ photo/Getty Images

南アフリカ大会でカプデビラが行った「願掛け」

スペイン代表は現地時間19日、北中米W杯・決勝で前大会覇者のアルゼンチン代表と対戦。延長戦までもつれ込む激闘となったが、フェラン・トーレスのゴールで1-0とし、16年ぶりの世界一に輝いた。

優勝できた要因はいくつかあるだろうが、このスペイン史上2度目の偉業を成し遂げられたのは、DFマルク・ククレジャのおかげかもしれない。

ククレジャは不動の左サイドバックとして、全8試合にフル出場。パウ・クバルシとともに、フィールドプレイヤーとしてはピッチに最も長く立った選手となっている(750分)。総スプリント回数(363回)と総走行距離(87986.05m)も今大会のTOP3に入っており、その無尽蔵のスタミナは多くのファンを驚かせただろう。

もちろん、これだけ見てもククレジャがスペインの優勝に大きく貢献していたことがわかるだろう。ただ、ククレジャはプレイ以外のところでもチームの勝利に貢献していたかもしれないというのだ。アルゼンチン戦のキックオフ直前に、彼が見せた行動が注目を集めている。ピッチへ入場したあと、周囲を警戒するそぶりを見せながらタッチライン際へ歩いていくククレジャ。左足のソックスの中から何かを取り出すと、それをそのまま芝生に埋めた。そして、何もなかったかのようにチームメイトたちの元へ戻っていった。

英『DailyMail』によると、ククレジャはどうやら「コイン」を取り出して埋めていたようだ。これは2010年の南アフリカ大会でスペインが初優勝を成し遂げた際、当時チームの一員としてW杯に参加していたDFジョアン・カプデビラが行った「願掛け」と同じもの。この願掛けを行ったのち、悲願を達成できたことから、カプデビラ氏が後輩に同じことをするよう頼んだという。同氏がXで「みなさんに秘密を教えてあげよう。2010年の試合開始前、芝生にコインを埋めたんだよ。これは何百回も話したことがある。昨日、ククレジャに同じことをするよう頼んだ」などと明かしていた。

この「幸運のコイン」の願掛けが通じたのか、スペインは見事に世界王座へと返り咲いた。ククレジャもカプデビラ氏の投稿に対して、「2010」と「2026」を握手の絵文字で引用リポストし、反応していた。

スポーツにおいて、メンタルは非常に重要だ。ルーティンなどもそうだが、より良いメンタルで試合へ臨む上では、こういった願掛けも意外と重要なのかもしれない。

※電子マガジンtheWORLD322号、7月22日配信の記事より転載


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