グアルディオラに”イタリアサッカーそのもの”を託す マルディ...の画像はこちら >>

現在フリーのグアルディオラ氏 photo/Getty Images

ジョゼップ・グアルディオラ氏のイタリア代表監督就任へ向けた動きは、単なる"代表監督招聘"では終わらないかもしれない。伊『La Gazzetta dello Sport』によれば、パオロ・マルディーニ氏とレオナルド氏は、グアルディオラ氏にイタリアサッカー全体を委ねる壮大なプロジェクトを提示していたという。



同紙によれば、先週末にバルセロナで行われた会談で、イタリアサッカー連盟(FIGC)のテクニカルディレクターに就任したマルディーニ氏と、アドバイザーを務めるレオナルド氏がグアルディオラ氏と直接交渉。そこで提示されたのは、A代表だけでなく年代別代表まで含めた長期的な改革構想だった。

特に注目されているのが、U-21イタリア代表の監督人事にまでグアルディオラ氏の意向を反映させるという案だ。将来的にA代表を率いる可能性も視野に入れながら、自身のフットボール哲学に近い指導者を育成組織へ配置する構想が説明されたと報じられている。

つまり、求められているのは"次のイタリア代表監督"ではなく、イタリアサッカーの方向性そのものを決める存在というわけだ。

さらにFIGC側は、グアルディオラ氏が重視している家族との時間にも配慮。信頼できるスカウトやスタッフによる大規模なサポート体制を整え、本人が常に現場へ張り付かなくても代表活動を運営できる環境を用意する考えも伝えられたという。

もっとも、グアルディオラ氏は試合を自分の目で確認することに強いこだわりを持つことで知られる。同紙は、"権限委譲"という発想に一定の魅力を感じながらも、完全に任せ切るスタイルには慎重な姿勢を崩していないと伝えている。

現時点で就任受諾には至っておらず、グアルディオラ氏は回答を保留。マルディーニ氏とレオナルド氏は、少なくとも週末まで検討するよう求めているという。

これまでクラブで築き上げた哲学を一国の代表チーム全体へ浸透させる――。
今回イタリア側が提示したのは、短期的な結果を求めるオファーではなく、育成からA代表までを一つの思想で貫く前例なき改革プランだった。だからこそ、その成否は単なる監督人事以上の意味を持つことになりそうだ。

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