「年収約11億円」のFIFA会長 インファンティーノ氏の報酬...の画像はこちら >>

FIFAのインファンティーノ会長 photo/Getty Images

年収は約600万ユーロ(約11億円)規模

年収約11億円――。 ジャンニ・インファンティーノFIFA会長の報酬は、この10年で約4倍にまで膨れ上がっていたようだ。

伊『La Gazzetta dello Sport』が、FIFAの財務資料や米国税務当局への提出書類を基に、その実態を伝えている。

同紙によると、インファンティーノ会長が2016年の就任当初に受け取っていた報酬は約140万ユーロだった。しかし2025年には基本給280万ユーロに加え、240万ユーロのボーナスを受け取り、年間報酬は520万ユーロまで増加。さらに年金や社会保障、各種保険などの福利厚生を含めると、実際の年間報酬は約590万ユーロに達し、現在は約600万ユーロ(約11億円)規模になっているという。

この10年間でFIFAがインファンティーノ会長に支払った報酬総額は3000万ユーロ(約50億円)超。新型コロナウイルス禍だった2020年と2021年こそ据え置かれたものの、それ以外は右肩上がりで増え続けてきた。

背景にはFIFAの急激な収益拡大がある。2016年に約5億ユーロだった年間収入は2025年には約23億ユーロへと急増し、2026年は北中米ワールドカップの開催によって約80億ユーロに達する見通しだという。インファンティーノ会長が主導してきた大会拡大や商業化路線は、ワールドカップをFIFAにとってまさに「金のなる木」へと変貌させた。

一方で、その商業化路線には批判も少なくない。2026年ワールドカップでは、決勝での異例のロングハーフタイムや広告を意識した給水タイムなどを巡り、「競技よりビジネスを優先している」との声が世界各地で上がった。

FIFAは会長報酬を毎年公表し、「透明性」をアピールしている。
しかし、今回明らかになった数字は、ワールドカップが生み出す莫大な利益とともに、組織トップの報酬も急激に膨らんできた現実を浮き彫りにしている。ワールドカップという世界最大のスポーツイベントは、今やFIFAにとっても、そしてそのトップにとっても、巨大な「金のなる木」となっているようだ。

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