「欧州で漁業を開始」スペイン紙が移籍市場でのサウジアラビアの...の画像はこちら >>

サマーフィルがアル・ヒラルへ移籍 photo/Getty Images

トリンコンもサウジへ

サウジアラビアのクラブが、今夏も欧州サッカー界で積極的な補強を続けている。スペイン紙『AS』は、かつてのように世界的なスターを獲得して注目を集めるだけではなく、中長期的なチーム作りを見据えた新たな移籍戦略を展開していると報じた。



同紙は「サウジアラビアは引き続きヨーロッパで漁業を行っている」と表現。2023年にクリスティアーノ・ロナウドネイマール、エンゴロ・カンテ、カリム・ベンゼマらを相次いで獲得し、世界中から注目を集めたサウジ・プロリーグだが、現在は単なるスター選手の獲得から、最高レベルで長期的に戦えるチームの構築へと方針を変えつつあるという。

その象徴となったのが、アル・アハリだ。ワールドカップ後にリヤド・マフレズが退団したことで、新たな攻撃の中心を探していたクラブは、フランシスコ・トリンコンの獲得に動いた。26歳のポルトガル人ウインガーは、約4500万ユーロの移籍金と、1000万ユーロを超える年俸を提示され、欧州を離れてサウジアラビアへ渡ることになったとされている。

さらに、アル・ヒラルも大型補強を進めている。同クラブはウェストハムに所属するクリセンシオ・サマーフィルを獲得し、7500万ユーロ(約139億3000万円)を支払ったという。24歳のオランダ人ウインガーには、プレミアリーグの複数クラブが関心を示していたほか、ローマも獲得に近づいていたとされる。しかし、最終的にはサウジアラビアのクラブが争奪戦を制することになった。

また、アル・ナスルはサムエル・コスタの獲得に近づいている。25歳のポルトガル人MFは、2025-26シーズンにマジョルカで7ゴール2アシストを記録。チームはラ・リーガから降格したものの、自身はポルトガル代表としてワールドカップのメンバーにも選出。
フェネルバフチェからも強い関心を寄せられていたが、アル・ナスルへの移籍は2500万ユーロ近い金額で成立する見込みのようだ。

『AS』は、サウジアラビアのクラブが以前のように、キャリアの終盤に差しかかった伝説的な選手を集めるだけではなくなったと分析。まだキャリアの最盛期を迎えていない選手たちにも巨額の投資を行っている点に注目している。世界的なスター選手を獲得し、リーグの知名度を高める段階から、欧州の有望な選手を引き抜き、長期的な競争力を高める段階へ。サウジアラビアの移籍市場における存在感は、今夏もさらに強まっている。

編集部おすすめ