株式売却問題が渦中の中「W杯64チーム化」が加速か FIFA...の画像はこちら >>

優勝を果たしたスペイン代表 Photo/Getty Images

再び揺れる改革案

FIFAがワールドカップの64チーム拡大案を急速に進めているようだ。

『Guardian』によると、FIFAは2030年大会から現在の48チーム制をさらに拡大する可能性について、経済効果や大会への影響を調査する企業を募集しているという。

調査を担当する企業は8月14日に決定され、わずか4週間で分析を終え、9月11日までに報告書を提出する予定となっている。

今回の動きは、FIFA会長ジャンニ・インファンティーノ氏がワールドカップ関連事業の一部を民間投資家へ開放する「FIFA Forward Enterprise(FFE)」構想を発表した直後に明らかになったようだ。同構想には欧州サッカー連盟(UEFA)などが強く反発しており、今後のFIFA運営をめぐる対立をさらに深める可能性がある。

FIFAは調査内容として、64チーム制へ変更した場合の大会収益、スポンサーや放映権への影響、選手の負担、国際大会の日程への影響などを分析するよう求めている。また、各関係者が拡大案を支持するのか反対するのかについても調査対象になるという。

一方で、UEFAやCONCACAFはさらなる大会拡大に慎重な姿勢を示している。48チーム制は2026年大会から導入されたばかりであり、32チーム制が長く続いてきた歴史を考えれば、短期間での変更には疑問の声も上がっている。

FIFAは収益拡大を狙う一方、世界最高峰の大会としての価値や選手への負担についても議論を避けられない状況となっている。わずかな期間で進められる今回の調査が、今後のW杯の形を大きく変える可能性がある。

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