「理解できない補強」から「完璧な融合」へ? ヴィニシウスとア...の画像はこちら >>

アーセナル移籍が噂されるヴィニシウス photo/Getty Images

英紙が分析したアルテタとの化学反応の可能性

レアル・マドリードのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとアーセナルの関係が注目を集めている。

英『The Guardian』は、両者の組み合わせについて「一見すると理想的ではない。

しかし、だからこそ成功する可能性がある」と分析。ミケル・アルテタ監督率いるアーセナルにとって、ヴィニシウス獲得は大きなリスクである一方、チームに欠けていた“違いを生む存在”になる可能性があると指摘した。

ヴィニシウスは今夏、去就が大きく注目されている。レアル・マドリードとの契約は残り1年となっており、クラブは契約延長か売却かの判断を迫られている状況だ。

レアルではキリアン・ムバッペ加入後、左サイドを主戦場とするアタッカーが重複し、チーム編成のバランスが問題視されていた。また、ジョゼ・モウリーニョ新体制では高額な年俸を負担するヴィニシウスを放出することで、補強資金を確保できるメリットもあるという。

一方、アーセナルにとってヴィニシウスは大きな魅力を持つ。

同紙は、カルロ・アンチェロッティ監督時代のヴィニシウスについて、試合の流れを一瞬で変える能力を評価。圧倒的なスピード、ドリブル、決定力によって、停滞した試合でも数秒でゴールチャンスを生み出せる存在だと分析している。

アーセナルは左サイドの強化を求めており、レアンドロ・トロサールの退団によって攻撃面で新たな刺激を必要としている。ガブリエウ・マルティネッリもスピードという武器を持つが、左ウイングとしての最適解は見えなくなっている。

ただし、懸念もある。


アルテタ監督は組織的な攻撃と守備の規律を重視する指揮官であり、自由なプレイスタイルを持つヴィニシウスがそのシステムに適応できるかは未知数だ。守備への貢献やポジショニング、ボール保持時の判断は、レアル時代から議論されてきた部分でもある。

それでも『The Guardian』は、チームの哲学に完全には当てはまらない選手が、逆に新たな刺激を生む可能性があると指摘。マンチェスター・シティがアーリング・ハーランドという“異質な存在”を加えたことで成功を収めた例を挙げ、ヴィニシウスもアーセナルに予想外の変化をもたらす可能性があるとしている。

規律を重視するアルテタのアーセナルと、自由と創造性を武器にするヴィニシウス。正反対にも見える両者の組み合わせは、果たして失敗に終わるのか、それとも新たな黄金コンビとなるのか。移籍市場の大きな注目ポイントとなりそうだ。

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