マンチェスター・ユナイテッド加入が決定的とされるバレバ photo/Getty Images
開幕節は0-2で敗れる
マンチェスター・ユナイテッドは開幕戦でハル・シティに0-2で敗れ、マイケル・キャリック新体制にとって厳しいスタートとなった。その中でも特に問題視されたのが、中盤を形成したMFアンドレイ・サントスとMFユーリ・ティーレマンスのパフォーマンスだ。
MFブルーノ・フェルナンデスの後方でプレイした2人は、攻撃でも守備でも存在感を発揮できず、67分にそろって交代となった。
サントスは56本中52本のパスを成功させ、成功率は93%に達した。しかし、その多くは自陣での安全なパスで、前進につながるプレイは少なかった。ボールロストは5回、前進するドリブルもわずか1回にとどまり、相手が自陣深くまで引いていたにもかかわらず、攻撃を活性化させることができなかった点が問題視されている。
チェルシーから5000万ポンドで加入したサントスは、プレシーズンでは積極的にボールを前へ運び、ライン間を突破するプレイでも評価されていた。しかしハル・シティ戦では、その特徴がほとんど見られなかった。
ティーレマンスはさらに厳しい内容だったといえるだろう。アストン・ヴィラから3500万ポンドで加入したベルギー代表MFは、62本のパスのうちハル・シティ陣内で50%未満しか成功させられず、前進を試みる中盤で5回ボールを失った。さらに相手に11回ボールを奪われ、ドリブルで2度かわされるなど、守備面でも苦しんだ。
こうした中、マンチェスター・ユナイテッド加入が決定的といわれるブライトン所属のMFカルロス・バレバへの期待が一段と高まっている。
バレバは、後方からボールを運びながら広い範囲をカバーできるMFだ。
キャリックはシーズン前、現在のチームの中盤がタイトル争いを可能にする戦力になるとの期待を示していた。しかし、開幕戦ではその中盤が機能せず、チーム全体がハル・シティに主導権を握られる結果となった。
途中出場したMFコビー・メイヌーやFWベンヤミン・シェシュコも状況を大きく変えることはできなかっただけに、問題は単純にサントスとティーレマンス個人だけにあるわけではない。それでも、中盤にボールを運び、守備範囲を広げ、試合のテンポを変えられるバレバの存在が必要だということは、開幕戦によってより鮮明になったと言えるだろう。

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