大谷翔平、MVP争いでまさかの“本命陥落” 「4年連続5度目...の画像はこちら >>

今季もMVP本命とされていた大谷だが…… photo/Getty Images

大谷を抜いた24歳、異次元の「30本塁打&30盗塁」

大谷翔平のMVP争いに異変が起きている。

2024、2025年とナ・リーグMVPを獲得してきた大谷は、今季もシーズン開幕前から有力候補の一人に挙げられていた。

しかし、レギュラーシーズン最終月を迎えるなか、米『Sports Illustrated』は大谷をナ・リーグMVPの「本命」から外し、カブスのピート・クロウ・アームストロング(PCA)を最有力候補に挙げている。

PCAは24歳の中堅手。昨季途中から打撃面で急成長を見せていたが、今季はさらに飛躍。記事によれば、報道時点ではMLB全体でfWAR8.6、bWAR7.9を記録し、いずれも大谷を上回っている。

さらに、PCAの長打率は.548、OPSは.922。33本塁打、32盗塁を記録し、すでに「30本塁打&30盗塁」を達成している。今後の活躍次第では「40本塁打&40盗塁」の仲間入りも狙える位置につけている。

守備面でも圧倒的だ。アウト・アバブ・アベレージ(OAA)は23でナ・リーグトップ。打撃だけでなく守備でも大きな価値を生み出していることが、MVP争いで大谷を上回る大きな要因となっている。

一方の大谷は、打者として依然としてリーグ屈指の成績を残している。打率.285、出塁率.385、長打率.542、OPS.927、30本塁打、80打点をマーク。
OPSはPCAと並ぶナ・リーグトップで、出塁率は3位、wRC+も149で3位につけている。

さらに投手としても、登板した14試合では8勝2敗、防御率1.79、WHIP0.95、85回2/3で95奪三振と圧倒的な数字を残している。

それでもMVP争いで後れを取った最大の理由が、投手としての離脱だ。

大谷は7月3日のパドレス戦で6イニングを投げて以来、マウンドから遠ざかっている。右膝の問題から復帰が遅れており、8月30日のタイガース戦で予定されていた登板も回避。次回登板も現時点では未定となっている。

『Sports Illustrated』は、大谷が9月に大きく数字を伸ばせばPCAを逆転する可能性はあるとしながらも、「この争いは終わりに近づいている」と分析している。

つまり、シーズン終盤に入ってMVPの構図は「大谷の独走」から大きく変わった。

大谷が史上屈指の二刀流として再びマウンドに戻り、最後の1カ月で猛追するのか。それとも、打撃と守備の両面で躍動する24歳PCAが、そのまま初のMVPタイトルを手にするのか。ナ・リーグMVP争いは、思わぬ展開を迎えている。

編集部おすすめ