トラウトがアンヘルス新オーナー誕生を歓迎「本当にワクワクして...の画像はこちら >>

エンゼルスのマイク・トラウト Photo/Getty Images

「新たなスタート」を歓迎

ロサンゼルス・エンゼルスのオーナー交代を、球団の顔であるマイク・トラウトも歓迎している。

2003年からエンゼルスを所有してきたアート・モレノ氏が、球団の支配権をNFLラムズのオーナーであるスタン・クローンキー氏に売却することで合意したと報じられた。

売却額はMLB史上最高額となる40億ドルとされている。

このニュースを受け、トラウトは「新たなスタート」と表現した。

「まさに新たなスタートだ。そう感じていた。必要なことだった。アートに悪い感情はない。でも、僕は本当にワクワクしている。選手たちも喜んでいる。クラブハウスにも球場にも、いい雰囲気がある」

トラウトは「フレッシュスタート」という言葉を繰り返し、新オーナーへの期待を口にした。

モレノ氏の20年以上に及ぶ経営は、積極的な大型補強を行う一方で、球団運営への介入なども批判されてきた。アルバート・プホルスには2億4000万ドル、アンソニー・レンドンには2億4500万ドルという大型契約を結んだ一方、現監督のカート・スズキとは1年契約を結ぶなど、チーム強化に一貫性を欠いていたとの指摘もある。

特に象徴的なのが、トラウトと大谷翔平という世代を代表する2人のスターを同時に抱えていた期間だ。


2人がエンゼルスでプレイした6年間、チームは勝率5割を大きく下回り、通算では68勝分も負け越した。大谷はすでに球団を離れたが、トラウトは2030年までエンゼルスとの契約を残している。

そのため、新オーナーにとって最大の課題の一つは、30代半ばを迎えたトラウトを中心に、再び勝てるチームを作れるかどうかになる。

クローンキー氏は近年、スポーツ経営者として評価を大きく高めている。所有するラムズは2021年シーズン後にスーパーボウルを制覇。NHLのアバランチは2022年、NBAのナゲッツは2023年に優勝し、さらにアーセナルも昨季プレミアリーグを制している。

一方、エンゼルスには戦力以外にも問題が残されている。

1966年に建設されたエンゼル・スタジアムは、現在MLBで4番目に古い球場。モレノ氏は周辺の土地を取得して新球場を建設する構想を持っていたが、2022年に計画が頓挫している。

さらに放映権をめぐる問題も抱えており、安定した収益基盤を確保しながら戦力を再構築する必要がある。

それでも、長年の低迷からの脱却を期待するトラウトは、新体制を前向きに捉えている。

「ここ何年になるか分からないけど、本当にフラストレーションがたまっていた。
でも、こんなニュースを聞いて、本当にワクワクしている」

大谷を失ったエンゼルスに残された最後の大物、トラウト。新オーナーの下で、今度こそ勝てるチームを作れるのか。「新たなスタート」という言葉が、低迷を続けてきたエンゼルスの再出発を象徴している。

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